【大リーグ】ダルビッシュ、メジャー新の先発で5戦連続無四球&8奪三振以上も勝敗付かず2019年8月23日 紙面から
◇カブス12-11ジャイアンツ米大リーグは21日、各地で行われ、カブスのダルビッシュ有投手(33)は地元シカゴでジャイアンツ戦に登板。メジャー自己ワーストの4被弾など5イニング1/3を7安打7失点(自責6)。7-7の同点で降板したため、7敗目(4勝)は逃れた。「先発5試合連続で無四球、8奪三振以上」はメジャー新記録。チームは乱打戦を制し、12-11で競り勝った。エンゼルスの大谷翔平選手(25)は敵地テキサス州アーリントンのレンジャーズ戦で9回に代打で起用され中飛で1打数無安打。連続安打は11試合で途切れた。 ◇ 33歳の初登板で快挙を達成しても、ダルビッシュは素直には喜べなかった。6回、90マイル(約145キロ)の低めスプリットで空振り三振を奪い、これが8個目。「先発5試合連続で無四球&8奪三振以上」は、球団によれば1908年以降の大リーグで新記録となった。 「自分でも不思議。そんなこともあるんですね」。ダルビッシュは驚きつつも「あとは本塁打」と付け加えた。というのも、1試合4被弾はメジャー自己ワーストを更新。「だんだん悪くなっていく中でつかまった。真っすぐが良くなかったので、変化球が多めになった」。直球、カーブ、スライダー、チェンジアップと、ばらばらの球種に完璧にタイミングを合わされて被弾したのも気になる。 ただ、悲壮感はない。米スポーツサイトのジ・アスレチックによれば、試合後の囲み取材中におならの音が。その方向にいた同僚デレク・ホランドに向かって、ダルビッシュは顔をしかめて「ヘイ、デレク!」。左腕は「俺じゃないよ!」と周囲を笑わせる一幕もあった。次回登板で、今回が単なる“通り雨”だったと証明するしかない。
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