昨年秋に「稲川淳二の後継者がついに決定」という記事がツイッター上で拡散していた。つまみ枝豆に桜金造、北野誠に最近だと吉田悠軌などポスト稲川の語り手は誰なのか?という論争は昔からされてきたが、なんと稲川自身が名指ししたのは吉本興業所属の「ぁみ」だと聞いて思い切り呆れてしまった。
なにゆえ筆者がこの男(「ぁみ」は芸名で本名は網本陽介)を否定的な目で見るのかと言うと、この男の怪談は総じて作り話臭いのと、ギャ!とかキー!みたいな奇音をたてることで聞く者を怖がらせる、つまり話のコンテンツでは勝負出来ない姑息な手段を多用するからなのだが、しかし決定的なのはこいつの背後に霊感商法のペテン師グループがいるからだ。
怪談好きというのは基本的に「信じやすい」つまり「カモになりやすい」人間たちで、こういう人間が集まるところには必ずペテン師たちが寄ってくるものだが、この「ぁみ」は最初からペテン師たちに仕立てられて、いや正確にはお飾りを喜んで引き受けた男、つまりこいつ自身がすでにペテン師なのである。
上の写真を見て欲しい。右奥にいる太った男が「ぁみ」である。"そして右手前にいるのが美棒(本名上岡久美、石岡久美と名乗る時あり)という女で、ファンキー中村というアマチュア怪談師をトップにした怪談地方自治体(判り難くなるので以降「旧組織」と書く)という怪談サークルのナンバー2だった女だが、本業は手かざし治療や除霊アイテムを売る霊感商法の親玉なのである。
そして左奥にいる髭の男は美貌の片腕で旧組織のナンバー3だった岡田篤彦なのだが、問題は左手前のちょっとカッコいいメガネ男である。名前はDJ響というのだが、現在この男は「ぁみ」の怪談活動の場、多くのファンを会員として集めている新組織(正式名は渋谷怪談夜会)のオルガナイザー、ナンバー2を務めているのだ。
実はこの写真が撮られる数日前に美棒らが中心になってファンキー中村はつるし上げられ、旧組織は崩壊していたのだ。そうなった理由はファンキーの女癖の悪さやカネへの汚さと言われているが、実態は旧組織が美棒たち霊感商法の釣り堀となり、被害が広がっていくのをファンキーが止めさせようとしたからなのだ。
もうファンキー中村は使えないから捨てましょう。美棒のその一言で旧組織は一気に瓦解し、そして次の神輿に乗ったのが「ぁみ」なのだ。全然売れない芸人だった「ぁみ」を怪談界へ紹介したのはファンキー中村なのだが、彼が苦境に陥るやさっさと裏切ってペテン師グループにすり寄ったのである。この一幕だけでも「ぁみ」の人間性がどの程度のものかご理解いただけると思う。
さて新組織は「ぁみ」の他にも女性アイドルっぽい怪談師を揃えるなど都会的でお洒落な雰囲気を醸し出していて、観客は若い女性が多いのが特徴的だが、これは怖い色を前面に出した旧組織には根暗で割と貧乏なオカルトマニアばかりしか集まらず、会員数(釣り堀の魚)が思ったよりも伸びなかったという失敗があるからなのだ。
より大きな金額をむしり取るにはハードルが低くてすそ野が広い組織を作る必要があるのだ。それに若い女性の場合は給料や貯金を巻き上げた後でも風俗に沈めるという手が残されているし、噂だと美棒は若いころにその手の産業で長いこと働いていて、今ではその手の店を数軒お持ちだそうである。
なお新組織(渋谷怪談夜会)には「ぁみ」の他にも数人の怪談語り手が出演しているが、彼らは単に怪談が好きなオジさんオバさんに顔見世パンダであり、霊感商法のペテン師たちではない事を言っておきたい。本当の悪党たちは表には出ずに事務局とかネット係みたいな裏方にいてファンたちの個人情報へと触手を伸ばすのだ。
だからもしもアナタが「ぁみ」に手紙などを出せば、そこに書かれた個人情報は「次のカモ」として記録され、仮に「ぁみ」からのパワーストーンや高額な占いを断ったとしても情報は闇マーケットに転売されているから、以降ずっと自己啓発セミナーや原野商法、奇妙な宗教団体あたりから盛んに勧誘を受けることになるのである。
だから他人の申し出を断るのが苦手な方、性格に弱くて何もかも信じやすい方はこの新組織、「ぁみ」の渋谷怪談夜会には絶対に近寄らない事をお勧めします。もしも誤ってドアを叩いてしまえば、たちまち魑魅魍魎たちに取り囲まれて何もかも失ってしまいますよ。
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