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【ドラニュース】

母校マーチで「あの夏」思い出し…藤嶋快投 試合前、グラウンドで応援歌など演奏

2019年8月22日 23時43分

試合前、演奏を披露する東邦高マーチングバンド部ら(中嶋大撮影)

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◇22日 中日7―4巨人(ナゴヤドーム)

 球速は139キロだった。藤嶋が岡本へ、カウント1―1から投じた3球目だった。140キロに届かなくても、気迫はボールに伝わっていた。「球速よりも、ちゃんと低めにいっていたので」。岡本のフルスイングに負けない。結果は中飛。巨人の4番を真っ向勝負でねじ伏せ、ピンチを断ってみせた。

 継投に入った7回だった。福が1点を失い、なおも2死一塁が出番だった。リードは3点。「(13日の)阪神戦も打者1人だったけど、そのときよりも落ち着いていましたね」。大事な任務を3球で遂行した。

 試合前には『TOHO MARCHING BAND』がグラウンドで演奏し、エールを送ってくれた。同バンドは藤嶋の母校・東邦高マーチングバンド部と愛知東邦大吹奏楽団による合同編成。高校野球でおなじみの「栄冠は君に輝く」「戦闘開始(東邦高応援歌のドラゴンズバージョン)」、中日ファンのために「燃えよドラゴンズ」「根尾の応援歌(パワプロプロバージョン)」など6曲を大音量で演奏し、盛り上げた。

 母校のマーチングバンド部が全国に名をはせたのは、藤嶋が3年生で出場した2016年夏の甲子園。2回戦の八戸学院光星高戦では最大7点差を逆転し、サヨナラ勝ちした。後押ししたのが、アルプス席の同部の演奏だった。藤嶋は「甲子園のときは本当にすごかった。僕は気分が乗ってくタイプだし」と振り返り、この日も「聞きましたよ。気分はしっかり乗りましたね」と笑った。

 

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