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2019-08-22

糸井重里が毎日書くエッセイのようなもの今日のダーリン

・いまでも、あれはあるのだろうかと、ふと思った。
 学校の理科室の人体模型。
 ある時期まで、ほぼすべての学校に、必ずあった。
 掃除するために入った理科室では見かけたけれど、
 人体の大きさのそれが教室に運ばれてきて、
 授業に使われたという覚えはない。
 あれのおかげで、理科室の怖さが倍増したものだ。
 ガイコツとか呼ばれていたヒトの骨格標本よりも、
 血管やら内臓やらの露出された人体のほうが、怖かった。

 いまごろになって思うのは、あれと、ガイコツと、
 鷹だかトンビだかの剥製と、でっかい水晶のかたまりは、
 「学校」というものを始めるときに、
 理科授業関係の予算で必ず購入するべき「入門セット」
 だったのではないかということである。

・いまでも、あんなふうにしているのだろうかとも思った。
 体育の授業で水泳をやる前の時間。
 教室をいったん男子だけにして、海パンに履き替える。
 全員が履き終えたら、女子だけにして水着に着替える。
 いかにも昭和の匂いのするシステムだけれど、
 では、いまはどうやっているのだろうと考えても、
 学校の構造とかもよく知らないので、想像がつかない。
 それに、いまの小学校にプールはあるのだろうか、
 とさえ考えはじめることになってしまう。
 着替えのシステムのことはともかく、
 どこの小学校にもプールはあってほしいなぁ。
 夏以外は使わないから、無駄かもしれないとは思うけど。

・いまどき、これはあるわきゃないと思うのが、
 校庭の「朝礼台」にスクリーンを立てての映画上映会。
 近所の人たちも観に来たりして、夏休みに開かれた。
 あれは、どういう団体が主催していたのだろうか。
 学校が教育の一環としてやっていたとは思えないのだ。
 映画というものがものすごくありがたかった時代の、
 古臭くて安っぽいイベントだったかもしれないが、
 あんなの、いまあえてやったらうれしいんじゃないかな?

 こどもたちよ、その親たちよ、夏やすみは終わりが近い。
 (BGM 『Children in the summer』Akiko Yano)

今日も、「ほぼ日」に来てくれてありがとうございます。
なんだかずっと寝不足です。昼寝というものを忘れてるね。


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