『リーグ・オブ・レジェンド』(LoL)を運営するライアットゲームズが、大学生・専門学校生のLoLコミュニティを応援する「LeagueU」というプログラムを開始して半年がたちました。
サークル数は100を超え、「All Campus Series」(ACS)という大会も学生主体で運営されて盛り上がりを見せています。
ただ「コミュニティを応援する」と一口に言っても、実際のところそれがどういう意味で、何が目標で、今はその中でどんなステップなのか、っていう全体像がなかなか見えないのも正直なところです。
ライアットゲームズのいいところの1つに「中の人が率直に将来のビジョンを語ってくれる」という文化があります。そこで、「LeagueU」の“ライアット側の責任者”フィリップ・リウ氏に、その辺りのことを聞いてみました。
──そもそものところからお聞きしたいのですが、「LeagueU」は何を目指して始まったんですか?
フィル まずライアットとしては、ゲームはスポーツと同じように楽しんだり、競い合ったりできるんだよっていうことを日本でもっと広げたいというのが大きな目標です。18歳から22歳というのはこれから大人になって社会の空気を作っていく世代なので、彼らにLoLを通じてチームワークだったり、みんなでイベントを成功させたりっていう経験をしてほしいんですよね。それが社会人になって仕事に役立ったり、コミュニティを作る成功体験になったら最高です。人生のスパンで言えば、より長くライアットのファンでいてもらう、愛着を持ってもらうための場所にもなるといいですよね。
──参加する学生にとっては、どんなメリットがあるんでしょう?
フィル 仕事のためになるとも言いましたが、やっぱり一番は友達ができることでしょうね。これはLoLに限らないんですけど、ずっと1人で遊んでいるよりも誰かと一緒に遊ぶ日もあった方が楽しいと思ってます。まぁ人間なんで、たまにイライラしたりはしますけど(笑)。だから僕としては『LoLサークルなんだから毎日ゲームしてほしい』とは実はそんなに思ってなくて、バーベキューでもいいし、一緒にご飯を食べるだけでもいいし、LoLっていう同じ趣味を持つ人が集まって、つながるのは楽しいと思うんですよ。
──これは日本特有かもしれませんが、人とつながろうとすること自体をからかうというか、バカにするような空気があると思うんですよね。「彼女が欲しいんだろう」とか、「女の子と一緒にゲームしてた許せない」とか(笑)。半ば冗談ではあるんでしょうが、自分からコミュニケ―ションを取るハードルになってる気もするんですよ。もったいない、というか。
フィル ああ、それはアメリカでも同じです。恥ずかしいですけど、私が大学の時にサークルに入った理由は、彼女がほしかったからなんですよね(笑)。友達にからかわれたこともあるけど、その友達だって同じような気持ちを持ってて、だからもう『つながりたい』っていう気持ちはあっていいじゃん、って思います。実際、LeagueUがきっかけで付き合いだしたカップルもいます。でもそれは全然悪いことじゃないし、人が集まれば自然に起こりうることですよね。友達でも、彼女でも彼氏でも、仲のいい人ができるのはいいことですよ。
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