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【ドラニュース】

根尾右肘不安一掃、復帰即3安打

2019年8月22日 紙面から

中日-東海地区大学選抜 6回裏無死一、二塁、右前適時打を放つ根尾=ナゴヤ球場で(北村彰撮影)

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 右肘付近の張りで戦列を離れていた中日のドラフト1位・根尾昂内野手(19)が21日、東海地区大学野球連盟選抜とのプロ・アマ交流戦(ナゴヤ)で3試合ぶりに実戦復帰した。「3番・遊撃」で先発フル出場し、4打数3安打1打点、1盗塁と活躍した。

 周囲の不安を一掃した。根尾が復帰初戦でいきなりの大暴れ。3安打を放つなど、右肘付近の張りに問題がないことをアピールした。

 「(打点を挙げ)いい形で貢献できたかなと思います。でも打ち損じもあるので、そこの精度を上げていきたい」

 まずは4回だ。1死からの右前打で復帰初安打をマークすると、6回無死一、二塁の好機にはスライダーを右前へはじき返す同点タイムリー。8回無死では三塁への内野安打で出塁すると、次打者・杉山の初球にすかさず二盗を決めた。

 守備では4-6-3(二塁→遊撃→一塁)の併殺を完成させるなど、送球に不安を感じさせない動きを披露。ただ、ゴロをはじいた2つの失策には「ピッチャーに迷惑をかけているので、何とか取り返していきたい」と反省も忘れなかった。見守った小笠原2軍監督は「まずは1試合できたということでいい。細かいところは継続してスキルを上げていけばいいと思う」と話した。

 根尾は15日の宿舎での練習中に右肘付近の違和感を覚え、18日のウエスタン・リーグの広島戦(山口・周南)の出場を回避。チームを離れて名古屋に戻った。20日の愛知大学野球連盟選抜戦はベンチ入りはしていたものの、大事をとって出場は見送られていた。

 シーズンも残すところ約1カ月。「1軍の舞台に立ちたい?」と聞かれると「それはありますね」とキッパリ。1軍昇格に向けて、準備を整えていく。 

     (鹿嶋直樹)

 

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