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2019年8月22日 紙面から
中日-巨人 7回裏1死、代打石垣がプロ初安打となる左翼線二塁打を放つ(伊藤遼撮影)=ナゴヤドームで
将来の主砲候補が新たな一歩を刻んだ。プロ3年目の20歳、中日・石垣雅海内野手が21日、巨人戦(ナゴヤドーム)で日本球界を代表する菅野からプロ初安打をマークした。チームは2-5で敗れて4連敗。対巨人3年連続負け越しが決定。借金は今季ワーストを更新する13。暗いニュースが続く中、希望の光を照らした。
ひたむきに磨き続けたフルスイングが2年越しの快音に変わる。重苦しかったナゴヤドームの雰囲気が一変した。石垣がやった。今季初昇格したばかりの3年目がプロ初安打。大きな一歩を踏み出した。
出番は7回1死。代打での登場だ。マウンドには巨人のエース・菅野。カウント2-2だった。真ん中に入ってきたスライダーを無我夢中で振り抜いた。打球は横っ跳びした三塁手のグラブの先を抜け、左翼線への二塁打に。二塁ベース上で少し照れくさそうにヘルメットのつばを押さえた。
「追い込まれていた中でもファームで練習してきたことが出せたと思います。結果を求めずに、くらいついていく気持ちでいきました。菅野さんから打てたというのは自信になります」
山形・酒田南高から2017年にドラフト3位で入団。将来の大砲候補として期待されたが、分厚すぎるプロの壁が若武者の前に立ちはだかる。プロ初出場を果たした同年10月4日のDeNA戦(横浜)。「1軍の投手とのレベルの差を感じました」。3打席3三振。その年に10勝した浜口に自分の打撃をさせてもらえずバットに当たったのはファウルの1球だけ。積み上げてきた自信、手応えは全て吹き飛んだ。2年目は1軍でプレーすることすらかなわなかった。
何か爪痕を残したくて迎えた今季。何事にも自己投資を惜しまなかった。個人トレーナーと契約し、バットは1本2万円以上する米国の用具メーカー「オールドヒッコリー社」のものを実費で取り寄せた。さらにヘルメットに装着する「Cフラップ」もチームで最初に導入。「いろいろやってみないと」。全ては現状を突き破るためだった。
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