高校野球の決勝は8月22日に決勝が行われるが、タイブレーク制は採用されず、再試合の場合のみ実施される。タイブレークのルールはこうだ。
(1)延長12回終了時で同点の場合、13回から無死一、二塁で開始。打順は12回終了時を引き継ぎ、打者の前の2人が走者となる。
(2)決着がつくまでエンドレスだが、1人の投手が登板できるのは15イニングが限度。17日の智弁和歌山戦に登板した星稜の奥川恭伸投手もあと1イニングで交代しなければならなかった。降雨などで試合続行できない場合は引き分けとなり、翌日以降に再試合となる。
(3)決勝では採用されず、同点の場合は15回で打ち切り。翌日以降に再試合となる。ただ、この再試合ではタイブレーク制が採用される。
(4)個人記録の取り扱いも決まっている。規定により出塁した2走者は投手の自責点にならない。完全試合は認められないが、無安打無失点試合は記録となる。攻撃側に関しては、規定の2走者に出塁記録は与えられないが、盗塁、得点などは記録される。規定の2走者をからめた打点も打者に記録される。
タイブレーク制は選手の健康管理、大会日程の円滑な消化という観点により2018年のセンバツから導入されている。東都大学でも今秋のリーグで採用される。