タイ・ノンプラドック=編集委員・吉岡桂子
寝台特急「北斗星」(上野―札幌)などを率いて走った「DD51」ディーゼル機関車2両が引退後、タイで第二の人生を歩もうとしている。その第二の人生を支え、タイの発展の役に立ちたいと、DD51好きの日本の鉄道愛好家がある行動を起こした。
2両のDD51はかつてJR北海道が所有し、1975年から道内で「北斗星」や「カシオペア」などを率いた。だが「北斗星」が運行をやめた2015年に廃車となり、日本の商社経由でタイの鉄道工事会社「AS」へ売られた。
DD51は、蒸気機関車に代わるディーゼル機関車の代表格として日本全国で客車や貨車を牽引(けんいん)してきた。使い方しだいで50年以上は使えるという。海外鉄道技術協力協会(JARTS)によると、日本のディーゼル機関車の人気は高く、ミャンマーなど「引退」を待っている国もある。
2両は室蘭港からタイへと渡り、昨秋から、ノンプラドック・ジャンクション駅の近くで整備されている。バンコクから鉄路で2時間弱の中部にある。
記者が訪ねると、いずれも真っ…
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