2年前の夏、映画「打ち上げ花火、下から見るか横から見るか」が放映された。この映画で始めてこの作品に触れた人も多いだろうけど、俺は26年前にオリジナル作品で知った。
もともとこの作品は「ifもしも」というオムニバス形式のドラマの一作品だった。「ifもしも」自体なかなか面白いドラマだったが、この「打ち上げ花火、下から見るか横から見るか」は別格だった。ムチャクチャ印象深く記憶に残った。
この時及川なずなを演じたのは、まだ14歳になったばかりの奥菜恵。及川なずなは小6という設定だったがやけに大人っぽく見えた。特に口紅をつけて「どう?16歳に見える?」と呟いたときの奥菜恵は20歳くらいに見えた。
「ifもしも」では選択肢によってだいたいはどちらかがハッピーエンドになるが、この作品では打ち上げ花火を下から見ても横から見ても辛い結末になる。
「次に会えるの2学期だね。楽しみだね。」
もう会えないのにこんな言葉を聞かされるのは正直辛すぎる。今みたいにSNSがあるわけじゃないからね。FAXすら十分に普及してなかった。
映画の方はかなり内容が飛躍しまくっていて観ていて疲れた。原作の方が単純でよかったかな。
気がつけば夏もあとわずか。そうこうしてるうちに最後のセンター試験出願がやってくる。早いもんだね。