今大会ボルダリング金メダルの楢崎智亜（23）が優勝で日本勢最上位の●位に入り、20年東京オリンピック（五輪）代表に内定した。決勝は8人で争い、藤井快（26＝ともにTEAM　au）が●位、原田海（20＝日新火災）が●位、楢崎明智（20＝TEAM　au）が●位だった。

東京五輪には男女最大で2人ずつ出場できる。今大会で7位以内の日本勢最上位に入れば代表に内定し、次は11月開幕の五輪予選（フランス）、20年4月のアジア選手権（岩手・盛岡市）が選考大会になる。内定者が2人に満たないか3人を超えた場合は、同5月の複合ジャパンカップ（開催地未定）の最上位が選出される。

20日には女子複合決勝が行われ、今大会ボルダリング銀メダルの野口啓代（30＝TEAM　au）が東京五輪代表に内定した。

◆楢崎智亜（ならさき・ともあ）1996年（平8）6月22日、栃木県宇都宮市生まれ。小5からクライミングを始める。宇都宮北高卒業後にプロ転向。16年ボルダリング重慶大会でW杯初優勝。16、19年W杯同種目総合王者。弟明智も日本代表で活躍。170センチ