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【野球】

東海中央ボーイズが初優勝 中日ドラゴンズ杯中学硬式野球

2019年8月21日 紙面から

優勝を決めガッツポーズで写真に納まる東海中央ボーイズナイン=ナゴヤドームで

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 東海中央ボーイズが3-2で瀬戸シニアに逆転勝ちし初優勝を飾った。東海中央は先発した左腕の筏(いかだ)伸之助投手(名古屋市立長良中3年)が2回、自らの2点適時打などで逆転、粘り強い投球でリードを守り切った。両チームは同日夜のプロ野球、中日-巨人戦観戦に招待され、東海中央は試合前セレモニーで表彰された。

 自分の失点はバットではね返した。東海中央は1点を追う2回2死満塁で筏が中前に逆転の2点適時打を放った。9番打者は「内角球を思い切り振った。いいところに飛びました」と笑顔満面で振り返った。

 初体験の硬いマウンドには苦しんだ。1回2死から瀬戸の4番の工藤に先制打された。「下が硬くてボールが浮いてしまった」と首をかしげたが、以後は修正して、制球良く緩急で強打の相手を抑えていった。7回は最終打者を併殺に仕留めると飛び跳ねながらガッツポーズ。

 決勝は元中日Jr.のOB会さながらだった。東海中央は筏、森、南の3人、瀬戸は鈴木、工藤の2人が2016年中日Jr.のメンバー。うち4人が個人賞を獲得した。筏は「決勝対決が決まってから、LINEで鈴木君と『絶対勝つぞ』『かかってこい』とやりあいました。試合中、何度も2人と目が合った」という。

 今はライバルとなったかつてのチームメートには負けられない。東海中央の阪野治監督(45)は「筏はよく投げた。“ドラジュニ魂”を発揮しました」と熱投をたたえた。 (高野行正)

▽決勝

東海中央ボーイズ 0300000―3

瀬戸シニア    1000001―2

優勝を決め喜びを爆発させる東海中央ボーイズの筏(いずれも岡本沙樹撮影)

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