巨人・原監督が積極采配で勝利を引き寄せた。1回に丸の中前適時打で1点を先制し、なお2死一、三塁で重盗に成功。過去3戦、大野雄の攻略にてこずってきただけに「好投手の時には、そうそうチャンスないですよ。思い切ってやらないと」とうなずいた。
得点には結び付かなかったが、2回1死一塁ではバントエンドランを成功させてチャンスを演出。6回無死一、二塁のピンチで先発のメルセデスを73球で諦め、早めの継投で逃げ切った。
3~8回はすべて三者凡退と逆転負けしてもおかしくない展開だっただけに、臨時に打撃指導をしているクロマティさんは「スリーヒッツオンリー(3安打だけで勝った)、ハハハ」と高笑い。指揮官は「よく勝てたなという感じはしますね」と静かに振り返った。(小林孝一郎)