ドラマログテキストマイニング

テレビ番組(ドラマ)の字幕情報を対象に、テキストマイニングの研究をしておりますので、解析結果の公開をメインに関連グッズを交えた構成で記事にしてます。また、解析結果の信憑性が確認できるよう、解析用ソースも部分引用し掲載してあります。

やすらぎの刻~道 第97話 藤竜也、石坂浩二、清野菜名、風間晋之介… ドラマの原作・キャスト・主題歌など…

『やすらぎの刻~道 #97 テレビ朝日開局60周年記念』のテキストマイニング結果(キーワード出現数ベスト20&ワードクラウド

  1. ロク
  2. 三平
  3. 宗匠
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  9. マヤ
  10. 記事
  11. 公一
  12. 戦争
  13. 鉄兵兄
  14. 平成
  15. 役者
  16. ノック
  17. 海軍病院
  18. 公平
  19. 出番
  20. 説得

 

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『やすらぎの刻~道 #97 テレビ朝日開局60周年記念』のEPG情報(出典)&解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

 

解析用ソースを読めば、番組内容の簡易チェックくらいはできるかもしれませんが…、やはり番組の面白さは映像や音声がなければ味わえません。ためしに、人気のVOD(ビデオオンデマンド)サービスで、見逃し番組を探してみてはいかがでしょうか?

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(本ページの情報は投稿日時時点のものです。最新の配信状況は Paravi サイトにてご確認ください。)

(詳細はFODプレミアム公式ホームページにてご確認ください。)

 

やすらぎの刻~道 #97 テレビ朝日開局60周年記念[解][字]

巨匠・倉本聰氏が1年間をかけて描くのは、山梨を舞台に昭和~平成を生き抜いた無名の夫婦の生涯。そして『やすらぎの郷』のその後。2つの世界が織り成す壮大な物語!

詳細情報
◇番組内容
高井秀次(藤竜也)らが出演したバラエティ番組での乱闘騒ぎに、世間は相変わらず沸いていた。一方、やすらぎの郷に住む栄(石坂浩二)の部屋に、執筆中の脚本「道」の登場人物・根来しの(清野菜名)と三平(風間晋之介)が現れて…!?赤紙を受け取った三平は、家族の前で「戦争に行きたくない」と宣言。長男・公一(佐藤祐基)に激しく戒められた三平だが、ある重大な決意をする!ある日、公次(宮田俊哉)に関する知らせが届き…
◇出演者
やすらぎの郷石坂浩二ミッキー・カーチス笹野高史橋爪功名高達男草刈民代浅丘ルリ子加賀まりこ
【やすらぎの道】清野菜名風間俊介佐藤祐基、風間晋之介
◇作
倉本聰
◇音楽
島健
◇演出
阿部雄一
◇主題歌
中島みゆき『慕情』『進化樹』『離郷の歌』(株式会社ヤマハミュージックコミュニケーションズ
◇スタッフ
【チーフプロデューサー】五十嵐文郎テレビ朝日
【プロデューサー】中込卓也テレビ朝日)、服部宣之(テレビ朝日)、山形亮介(角川大映スタジオ)
◇おしらせ
☆番組HP
 https://www.tv-asahi.co.jp/yasuraginotoki/
☆Twitter
 https://twitter.com/yasuragino_toki
☆Instagram
 https://www.instagram.com/yasuraginotoki/

 

 


(菊村)
〈酔っぱらって帰った私を…〉

〈2人の若者が
座って待っていた〉

♬~

♬~

あっ…。

しのちゃん… 三平くん…。

(2人)はい。

ああ…。

どうしたの? こんな時間に。

(根来しの)お待ちしてました。

僕を?
はい。

なんか 急に用…?

私たちの事

お忘れになって
しまったんだろうかと。

いや… 忘れてない。
忘れてないよ!

君らの事は 毎日 考えてる。

いや 僕もね 早く
君らの世界に戻りたいんだよ。

だけどね ここにいると

次から次へと
つまらない事が起きて


嫌だって言っても
巻き込まれちゃうんだ。

お茶飲む?

ああ… 淹れようね。

うう…
えっと 茶つぼ 茶つぼ…。

あれ? えーと どこだっけな…。

ああ… 茶つぼがない。
え~…。

えっ… 淹れてくれてるの?

いや 悪いねえ。 ヘヘヘ…。

ごめんね。 へへッ…。

あっ! 律子 紹介するよ。

三平くん。

しの… しの…。

ほら あの… しのちゃんだ。

小野ヶ沢からね わざわざ
会いに来てくれたんだよ。

ああっ… 違う?

あの… 今 しのちゃん
横須賀の海軍病院にいるんだ。

海軍病院にいて

三平くんが
やっと見つけ出してさ。

2人 倉庫の間を こう歩いて

そうしたら いきなり しのちゃん
三平くんに飛びついちゃって。

で 2人 抱き合ってさ…。

えっ? そのまま?

だ… 抱き合ったまま?

そりゃひどいな。
抱き合ったまま待ってるの?

そのまま?

ひどい…。 ひどいよ そりゃ…!

いくらなんでも ひどすぎるよ。
風邪引いちゃうよ!

ああ そうか… 風邪薬だ。

どっかに風邪薬があった。

あっ 違う。

えっ… えっと… ここだ…。

うん…?

ああ… アイテテテ…。

ああ…。

(ため息)

〈しのも 三平も 律子も
いなかった〉

〈ただ…〉

〈干し草と たき火のにおいが

室内に
かすかに漂っている気がした〉

♬~

(ため息)


♬~

死なないで。

絶対 死なないで。

♬~

(マロ)おい 見たか?
今朝のテレビのワイドショー。

ハハハハッ… すごいよ。
もう持ちきりだよ あの話で。

お笑い軍団にさ
同情する記事もあればさ

やすらぎ軍団を
応援する記事もある。

まあ こっちの味方する声のほうが
圧倒的に多いかな。

(ロク)ねえ 見た? 見た?
この記事。

「ネット益々炎上! 老優に…」

(マロ)「老優」だってさ。
(ロク)「“よくやった"の声」

それから こっちは
「乃木坂テレビに批判の大合唱」。

「視聴率さえ上がったら
なんでもオッケーか」だってさ。

(宗匠の笑い声)
うん?

(宗匠)桂木夫人たち
しょんぼりしてますぜ。

お嬢やマヤたちが
変に優しく慰めて。

(ロクと宗匠の笑い声)

この報道は 当分続くぜ。
(宗匠)続きます 続きます。

スポーツ紙が済んだら
今度は週刊誌だ。

皆さん それぞれ
このネタで だいぶ食えますね。

食えます 食えます。
ボーナスだって出るよ。

演じた役者に割り戻しは?

おい。

大丈夫か?

おい 具合悪いのか?

先生。

あんたの出番は もう少しあとだ。

えっ!?
えっ…?

今は まだ戦時中。

戦争が いよいよ激化して

日本は
敗戦へと破滅の道をたどる。

その後 敗戦。

その後の混沌。

そこまでは若い役者でやる。

長い雌伏の時があって

高度成長 バブルへと時は飛ぶ。

そこで 突然 役者を切り替える!

ロクさん… あんたの出番だよ。

うん?

公平はロクさん しのは姫…。


2人とも
すっかり年を取っている。

とっくに60を過ぎてるんだよ。

先生…?

どうした?

大丈夫か?

うん…。

(ロク)なんか変だな。

ついに頭に来ちゃったかな?

(マロ)どうした?
あっ 奈々ちゃん。

(三枝奈々)はい。
(マロ)ちょっと…。

先生の様子
ちょっとおかしいんだよ。

名倉先生 すぐに ここへ呼んで。

(奈々)あっ はい!

(宗匠)先生!

あんたさ あの…
少し横になりなさい。

うん うん うん… そうだね。

(ロク)あんたじゃないよ!
いや いいんだよ。

平成…
平成は もう終わっちまった。

昭和 平成…
令和までやるとしたら

まだ半分も終わっちゃいない。

こんなテンポで進んでいたら…。

大変だ!

失礼。

先生!

理事長 急いでください!
(名倉)ああ わかった。

(エリ)はいはい… 早く 早く!
(名倉)ちょっと待って。

はい。 いや 違います。
こっちです こっちです!

あっ そっちか。
こっちです!

(野村伊三郎)おい 急げ!
(荒木 実)はい!

(野村)こっちだ!
すいません 通りまーす!

(荒木)どっちですって!?
こっちだ こっちだ!

♬~

(マヤの荒い息)
(名倉)ああ。

(マヤ)えっ!?

(名倉)ああ…。

(ノック)

(ノック)

♬~

♬~

山おじが!?
(荒木)ああ。

帰っとったんか!?

ああ。
(根来三平)鉄兵兄さんは?

山おじは 兄さんに会うたんか?

あいつは山で死んどったと
言うとる。

しかし わしは
この話は怪しいと にらんどる。

わしは 山おじは
会うたんだと思うとる。

(荒木)あいつは
何か大事な事 隠しとる。

(公平)〈翌朝早く 兄ちゃんたちは
山支度をして家を出てった〉

(公一)とっつぁん!

山から
いつ帰ってきとったんじゃ!?

(公一)鉄兵兄さんには
会えなかったんか?

(公一)会えたんだな!?

山を下りるよう説得したか?

下りて軍隊に入るよう言ったか?

兄ちゃん
下りんと言い張ったんか?

あいつは死んだ。

(2人)死んだ!?

♬~

三日三晩 あいつを説得した。

だが 無駄じゃった。

(山おじ)
戦争に行くのは絶対に嫌じゃと。

恨みも何もない
見ず知らずの人間と殺し合う事は

自分には できんと。

それで… とっつぁんが
兄さんを撃ったのか?

フッ… そんな事ができるか!

あいつ 山刀で自分の頭の毛を
ばっさり切り落として

わしに渡した。

「これを役場の徴兵本部に届けて

言う事を聞かんから
撃ち殺したと言え」と言った。

狸を撃った血をどっぷりと
自分の切った毛にくっつけて

「これを渡して

根来鉄兵は 自分が
確かに撃ち殺したと言え」と。

鉄兵は死んだ。

この世には もうおらん。

♬~

じゃあ 本当は 兄さんは
山の衆と逃げたんですね?

死んだと言うとろうが!

わしが殺したんじゃ!!

〈鉄兵兄さんが死んだという話を

翌日
僕は兄ちゃんから聞かされた〉

♬~

いろいろ考えた。 戦争に行くのは
やっぱり 俺 嫌だ。

どう考えても 殺し合いはできん。
俺 逃げる!