(敬天新聞8月号)
(株)LCレンディング(山中健司社長・港区赤坂-ー一二ー三二)というファンド会社がある。投資家から集めた金を投資して利益を上げ、それを会員に配当するのが仕事である。
当然、きちんとした配当が継続可能なものにしか投資はしないのが原則であり、その間違いのない判断をするのが、社長の腕である。ところが、どう考えてもおかしい投資であるという告発情報が本紙に寄せられている。
情報によると、(株)ワールドエースカントリークラブ(現・富士リゾートカントリークラブ・山梨県都留市下谷三五七二)に山中社長が八億三千万円を投資した。
しかし、このゴルフ場は全体の三分の二に当る部分が、借地であるため、近隣不動産の実勢価格は二~三億であるという。何故このような理不尽な投資に至ったのか。
それは、この投資が浦郷直樹という人物の紹介であり、八億三千万円を投資した見返りに、三千万円が山中社長にキックバックするという裏話があったからだというのである。
しかも一年分の金利一億二四五〇万円が先払いされているという。これが事実なら出資者に対する背信行為であり、特別背任に当たる犯罪行為ではないか。
出資者を募集したのは(株)maneo(瀧本憲治社長)らしい。また、LCレンディングによる出資は、沼津信用金庫が持つ債権を広域暴力団から借り入れた資金で圧縮、その借入金の返済と、第一管財(株)など、他の関係者で、山分けするするための浦郷氏の仕事だったというのである。そこで、山中社長に事実確認のため、以下のような質問事項を挙げ、書面にて取材を申し入れてみた。
一、実勢価格二~三億と言われてるゴルフ場に八億三千万円を投資する根拠になったものはなんですか?
二、このゴルフ場に投資するにあたって、投資家の皆さんに八億三千万円を投資することを説明しましたか?
三、この投資は、浦郷直樹氏からの紹介で、投資されたものですか?
四、この投資を決めた謝礼として、貴殿が浦郷氏から三千万円のキックバックを貰ったという話があるのですが、事実ですか?
五、この物件で、八億三千万円の投資に対して三千万円のキックバックは少ないような気がするのですが、何か他にも理由があったのですか?
六、結果的に貴殿が決断して投資した金が、浦郷氏を通じて暴力団にも流れたと噂されてることに責任を感じていますか?
七、今後どのように投資した金を回収する予定ですか?
八、会員に現状を説明しましたか?以上。
ところが、代理人弁護士を通じて事実無根であるとした上で恫喝的な回答をしてきたので、情報の真偽を世に問い質すべく、重要と思われる直近の投書を選出し公開することにした。
更なる調査追及の結果を読者の皆さんに新聞とブログでお伝えしていくことにする。