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【ゴルフ】

松山、猛チャージで3位フィニッシュ 6年連続PO最終戦出場

2019年8月20日 紙面から

◇BMW選手権<最終日>

 ▽米ツアープレーオフ(PO)シリーズ第2戦▽18日、米イリノイ州メダイナ、メダイナCC(7613ヤード、パー72)▽雷雨後曇り時々晴れ、27度、南西7メートル▽賞金総額925万ドル、優勝166万5000ドル▽69選手

 【メダイナ(米イリノイ州)テッド・ムース】松山英樹(27)=レクサス=が2日目に続いて63をマーク。通算20アンダーにして3位に入った。年間総合優勝を争うポイントランクは15番手に上がり、30番手までが出場できる次戦の最終戦・ツアー選手権(22~25日)に6年連続で進出を決めた。前日61のコース記録をつくったジャスティン・トーマス(米国)が68で回って通算25アンダーに伸ばし、今季初優勝、ツアー通算10勝目を挙げた。

 松山が底力を見せた。73と乱れた前日から一転、10バーディー、1ボギーで第2日と同じ63をマークし、絶望的と見られた優勝争いにも一時顔を出した。3位は今季ベストタイ。「よく持ちこたえられた」と本人も納得したようだ。

 1番パー4で12ヤードの寄せをチップインバーディーにして好発進。5番パー5は2オンさせ、6番パー4もバンカーからチップインと小技が光った。7番は3メートルを沈めて3連続バーディー。9番からもショットとパットがかみ合って2度目の3連続。14番で8メートルを決め、15番はドライバーショットをグリーン手前まで運んだ。18番で4メートルのバーディーパットを沈めると、ギャラリーから大歓声。「(今週は)スイングに対して気づきがあった。ただ、昨日はそれをちょっと曖昧にやりすぎた。(63を出せるような)回数をどんどん増やしていきたい。4日間のうち2日間でいいプレーができたのは、すごい収穫」と、プレー後のコメントも弾んだ。

 今大会で3位に入った意味は大きい。6年連続の最終戦進出は、昨年のマスターズ王者、パトリック・リード(米国)と並んで最多。最終戦はランク1~25番手の選手に最初からスコアのアドバンテージが与えられ、15番手の松山は3アンダーから開始する。1番手になったトーマスは10アンダーからで7打差を追ってのスタートとなるが、予選カットはなく、今週のような猛チャージをかけられれば、大逆転での総合優勝、ボーナス賞金1500万ドル(15億9000万円)も狙える。「最終戦はスコアのハンディがあってトップに追いつくのは難しいが、あまり気にしない」。言葉にも頼もしさがこもった。

 

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