19日
19時40分
1分32秒
妻の看病のため在留特別許可を、パキスタン人男性が提訴
国外退去を求められている神奈川県に住むパキスタン人の男性が、妻を看病するため国を相手取り、在留特別許可を求める裁判を起こしました。
訴えなどによりますと、原告のパキスタン人のモハメド・サディクさん(55)は2007年に中国人の妻と結婚しましたが、在留資格のない状態で働いていたため、出入国在留管理庁に収容されました。その後、「仮放免」となり、9年以上その状態が続いていましたが、先月、「8月の第5週に強制送還する」との通知を受け取ったということです。
サディクさんの妻は永住権を持っていますが、がんを患っていて、サディクさんは「闘病を支えるために2人で日本で暮らしたい」とし、19日に国を相手取り、在留特別許可を求め、裁判を起こしました。
訴えについて出入国在留管理庁審判課は、「訴状の送達を受けた場合には内容を検討して適切に対応したい」とコメントしています。