夏の甲子園大会に「高校BIG4」の中で唯一出場した星稜(石川)のエース右腕・奥川恭伸投手(3年)が19日、兵庫県西宮市の津門中央公園球場で、20日に行われる中京学院大中京(岐阜)との準決勝に向けた最終調整を行った。
この日は大会の試合日程が組まれていない休養日で、奥川は午前11時から約2時間、マシン打撃などで汗を流した。ブルペンでの投球練習は行わなかったものの、グラウンドでの強めのキャッチボールを行って状態を確認。練習の合間には18日の仙台育英(宮城)戦で登板した荻原吟哉投手(2年)や寺沢孝多投手(3年)らと談笑するシーンもあり、状態が上向きになってきたことをうかがわせた。
練習を終えた奥川は「まだ体に多少の疲れは残っていますけど、全然投げられる状態です。明日(20日)までは何とかなるのではないかと思います」とコメント。24年ぶりの決勝進出がかかる準決勝に向けて「今は(中京学院大)中京のことしか見えていない。勝つことを目指して、全力を尽くしたいです」と意気込んでいた。