休養日の19日は4強進出校が各地で調整。20日の準決勝に備えた。第2試合に登場する星稜(石川)は兵庫県西宮市内で練習。今秋のドラフト上位候補で、準々決勝の仙台育英(宮城)戦で登板しなかった奥川恭伸投手(3年)はキャッチボールなどで状態を確かめ準決勝に向けた闘志を高めた。一方、初進出の準決勝で星稜と対戦する中京学院大中京(岐阜)はグラウンドでの練習を一切行わない異例の調整で奥川攻略に自信を見せた。
3試合すべてに先発している中京学院大中京のエース不後は、マッサージや軽いキャッチボールで筋肉の状態をチェックした。登板翌日はいつも、このノースロー調整。「感覚は悪くないし、不安はない。奥川君はすごいピッチャーなので最終的には1点差で勝つのが目標」。東海大相模戦の一挙7点など7回には必ず得点している終盤に強い打線も心強い。「投手陣が最少失点でいけば、逆転できるチャンスはあると思う」と踏ん張りを誓った。(川越亮太)