中日のドラフト4位新人、石橋康太捕手(18)が19日、休日を返上し、ナゴヤ球場で汗を流した。日本刀のようにバットを構えて神経を研ぎ澄ませてから素振りをしたり、はだしでランニングしたり、その姿は剣豪をほうふつとさせた。
早朝に遠征先の東京から戻ると、「体を動かしておこうと思って」と球場に隣接する中日屋内練習場へ。最初に空手の正拳突きのような動作を繰り返すと、バットを体の正面で持って気を集中させてから素振りに取り組んだ。
7月27日のDeNA戦(ナゴヤドーム)以来の出場となった前夜のヤクルト戦(神宮)は代打で三ゴロ。「守備もバッティングも走塁も課題が山積み。常にいつも通りの自分を出せるように準備しないといけない」と足元を見つめていた。