22日の巨人戦での先発が濃厚な中日ドラフト2位・梅津晃大投手(22)が、球団史上3人目となる新人の初登板初先発からの2連勝を狙う。
「どこのチームでもみんなプロ野球選手なので。対打者に向き合っていきたい」。そう語る表情から初勝利の余韻は消えていた。12日の阪神戦(ナゴヤドーム)では6イニングを1失点の好投。プロ初先発初勝利を挙げた。「あの日は調子がよかった。投球として変えることはないと思いますが、常にいいとも限らないので、悪いときは悪いなりの投球ができるように」
そんな右腕が挑むのは球団史上3人目の快挙。新人でプロ初登板初先発からの連勝だ。過去に達成したのは1939年の村松幸雄と87年の近藤真一の2人だけ。本人は「特に気にしていないです」と話すが、その期待は膨らむ。初めて立ち向かう巨人の強力打線。目の前の打者をねじ伏せ、球団史にその名を刻む。(長森謙介)