新内海橋の接続道整備 18日から南北の通行制限
朝晩中心に渋滞懸念 来年度開通へ工事進む
県が来年度の開通を目指す新しい国道398号内海橋は、旧北上川の右岸側(中央地区)接続部の道路整備に入った。これに伴い、中央三丁目の国道が18日から仮設道路での通行となる。川沿いでは南北の通行に制限がかかることから旧観慶丸商店前の交差点に交通量が集中することが想定され、朝晩の通勤時間帯を中心に渋滞も懸念される。
架け替えは東日本大震災による県の災害復旧事業として堤防整備とともに実施。三代目である現橋の上流100メートル地点(右岸側換算)に、中瀬を経由せず中央地区と湊地区の国道を直接つないで整備する。
延長202メートルで上下各1車線。両側に幅3.5メートルの歩道を設ける。なお、中瀬を経由する現在の東西の内海橋は、県が西側、市が東側にいずれも一般車両の通行ができない新たな橋を架け、現在の橋は新たな橋の完成後に撤去する。
内海橋、新西内海橋の全体事業費は約133億円で、いずれも来年度内の完成予定。新東内海橋はその1年後の令和3年度を完成の目標としている。内海橋は昨年11月に業者の破たんで工事が一時中断したが、その後すぐに新たな業者と契約し、順調に進んでいるという。
今回の中央地区の取り付け道路整備に伴い、旧観慶丸商店を東進した突き当りの丁字路では川沿いで南北への通り抜けができなくなるため、同商店前の交差点を経由して通行しなくてはならなくなる。
これを受け、ミヤコーバスでは鮎川、女川、石巻専修大学、市内仮設住宅循環、鹿妻、中里の全6路線で18日から「中央三丁目バス停留所」を上下線で廃止。代替として立町通りのホバラヤ前に上り、仙台銀行前に下りの停留所を整備する。高速バス仙台―石巻間は下りが現状通りだが、仙台行きの上りは千石町で停車する。
なお、中央地区の接続部では国道整備と並行して、橋の下に南北をつなぐ上下各1車線の道路の設置を進める。工事の問合せは県東部土木事務所道路建設第一班(94―8763)、停留所はミヤコーバス石巻営業所(22―4161)まで。
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