|
司会者) |
| 小玉塾受講生で平成27年度司法書士試験に合格された方のうち、3名の方に来ていただきました。本日はどうぞ、よろしくお願いいたします。 |
小玉講師) |
| まず初めに、司法書士試験受験を決意したきっかけを教えて下さい。 |
Aさん) |
| 法学部出身ではなかったんですけど、身近な人に起きた事故をきっかけに、現実に起こる事件への法的解決に興味を持ちました。行政書士を目指していた友人の影響で、まず行政書士試験に合格しました。ただその資格を十分活用できずに過ごしていまして、改めて法律をしっかり学びなおしたいという気持ちからです。 |
Iさん) |
| 父親が不動産の自営業をしています。私長男なんです。大学卒業後に宅建を取り、そのステップアップとして司法書士を目指しました。ステップアップといっても、司法書士試験は、宅建の比較にならないくらい難しかったです。 |
Kさん) |
| 高校生のときから漠然と存在を知っていて、正しいやり方をやれば受かる試験だと調べて感じていたので。自分の力を試してみたくて受験を始めました。 |
司会者) |
| 小玉塾を選んだ理由を教えてください。 |
Kさん) |
| 2回目の受験の時に不登法記述で2枠ズレたんです。元々解法とかそういうテクニック的なことは嫌いで、向かないかなと思っていたんですけど、小玉先生の本「超速解」を読んだら解法も知ってないとダメかなと思ってきました。本の内容もわかりやすくて、このわかりやすい本を書いた先生の授業を聞いてみたいなと思ったところからです。 |
Iさん) |
| 一番の理由は、知り合いからの誘いです。知り合いが小玉先生を見つけて、良かったんで、それで僕にもどうだとの誘いを受けました。生の声で誘いを受けるってのは大きいです。私だけでなく、いろんな人が口コミで、他の予備校から小玉先生に流れてきました。あと記述で、時系列図を全部書け、とか教える先生は、僕には合わなかったんです。小玉先生みたいに図を書かないやり方が、僕に本当に合っていました。 |
Aさん) |
| もともと独学で、2年目の時に小玉先生の本「超速解」を読んでみてとても役に立ちました。実際の講義で使うテキストは本よりも充実しているようだったので、ぜひ講義をうけてみたいと思いました。 |
司会者) |
| 小玉塾の講義で良かった点はどういったところですか。 |
Kさん) |
| よかったのは小玉塾の記述用教材「ネタ集」と「書式集」が9月からできた点です。記述が弱い人が9月からできるっていうのがよかったです。直前期にはネタ集、書式集以外にもやることがあるから時間をかけづらいと思うので。講義は記述の問題を解く「解法習得特訓編」がよかったです。週に1回小玉先生が問題作るんです。しかもあの難易度で。本試験よりも分量が多いんですけど。あれを毎週時間を計って解くっていうのがすごくよかったです。あれは全部解くと時間が間に合わないようになっているんですよ。でも間に合わないなりに合格点に仕上げるってのを毎週やっていたのがすごい役に立ちました。それが一番良かったです。本試験でもいつも通りでした。 |
Aさん) |
| これはガイダンスの時から思っていたんですけど、すごく熱意のある先生だなと。「超速解」の改訂版が出版された時にガイダンスに参加して、「あ、この人に教わりたいな」っていうのは思ってて。それまで小玉先生のことを知らなかったのですが、本を買ってみるきっかけにもなりました。熱意をもって語り掛けてくれるので、自然と聞き入ってしまうところが良かった点だと思います。 |
司会者) |
| Aさん、Iさんは通信部受講生でしたが、DVDは届いたらすぐ見ていましたか? |
Aさん) |
| 僕は音声だけをプレーヤーに保存して、映像ではほとんど見てないです。板書も紙でもらえるので。音声だけを聞いていました。テキストに集中したかったので、映像はなくてもいいやと。 |
小玉講師) |
| 書画カメラは見なかったんですか? |
Aさん) |
| 板書図があるので。板書図があると「これくらいの量書くんだな」と、予めわかるので、それを自分なりにテキストにまとめ直しながらゆっくり聞いていました。テキストや問題文の、線を引く個所も読み上げて下さるので支障はありませんでした。板書に追われる必要がないので、通信受講のメリットの一つだと思います。 |
Iさん) |
| 私はDVD映像を見ていました。小玉先生は自分の勉強方法をしっかり語ってくれるので、そこに感銘を受けました。中でも自分用のノートを作成することに影響を受け、私もノートを作りました。それが今年受かった一番のポイントだと思います。すべての総まとめをノートに書いた。それをもうひたすら電車乗ってるときとか寝る前とかに確認して、知識の定着化を図りました。勿論、過去問とか必要な勉強もしたんですけど。あとはいろんな講師の方見てきてるんですけど、小玉先生の講義は、一番受験生の目線に合わせた講義や説明だったと思います。熱意もそうですけど。聞きやすかったし頼りになりましたね。 |
司会者) |
| Kさんは通学部LIVEで受講されていましたよね。先生に質問しに行ったりもしていましたか。 |
Kさん) |
| 小玉塾は特に択一だと、過去問を教材にするんです。勿論全部はやらないんです。だから自分で解いていると絶対にわからない部分が出てくるので、それをまとめて毎週持っていっていました。しっくりこないところとかも理由付けをしてもらいにいっていました。 |
司会者) |
| 小玉先生の魅力を教えて下さい。 |
Aさん) |
| 一番はその熱意だと思います。「超速解」の本を持っていて解法自体は知っていましたが、講義を受けてその熱意に力が湧きました。 |
Kさん) |
| 小玉先生の熱意は他の先生よりもずば抜けていると思います。毎週授業後質問しに行っていたんです。ちゃんと全部対応してくれた。小玉先生の熱意が合格に導いてくれました。講師なのに徹夜するんです。「寝なくても平気」っていうのを体現している先生です。受験ごときで眠いなんて言っていたら受からないなってのが伝わってきました。 |
Iさん) |
| 受験生の目線に沿った教え方をしてくれる。小玉先生にひたすら頼れば、自分もそうだったように、結果に結びつくと思います。テキストもわかりやすく書かれていますし、やわらかい人柄も伝わってくる。 |
司会者) |
| ご自分なりの講座活用方法はありますか。 |
Aさん) |
| 記述式de必勝講座の「解法習得特訓編」で最初に解いた時に間違えたところをまとめていまして、それとは別に直前期に問題を解きなおした時にも作りました。間違った部分を羅列するのではなくて、簡単に問題化して、解き直すことができるよう工夫していました。それと、実際に出題された問題だけではなくて、その周辺知識も併せてメモして、横断的な整理を心がけました。他に、理由を書かせる問題で、どうしても模範解答を全部は書けないので、簡潔に、一言で言えるものを用意して、まとめておきました。作ること自体で復習効果もありました。その日にまとめないと忘れてしまうので、朝問題演習してその日の夜に間違った箇所を確認しながら作りました。記憶の定着に役に立つと思います。小玉先生のように、エクセルでまとめていました。 |
Iさん) |
| 僕は、「間違いノート」を手書きで作りました。自分なりの砕いた表現で。分量が多くなってしまうとテキストみたいで後から読み直すのが面倒になってしまいます。だから、できるだけ自分が苦手だったり忘れやすいところだけ。PCには苦手意識があるので、書いて覚えるタイプです。択一も記述もやり方は変えてないです。 |
Kさん) |
| 僕は小玉塾の教材しか使っていません。やったことは全部復習していました。ノートも取らないでテキスト30回読むとか反復重視でした。直前1ヶ月前で記述を100問解きました。1日10問くらい。その時に「間違いノート」を作りました。手帳に簡単に書きました。PCは3年間でほとんど付けてないです。TVも最小限。 |
小玉講師) |
| 1年間を通しての勉強時間を教えてください。 |
Iさん) |
| 私は勉強時間には拘っていなかったです。「最近あれやってないからやろう」みたいに欲が出たらやっていました。起きる時間は朝8時半、寝るのは夜1時と決めていました。自分のペースを絶対に崩しませんでした。直前期からは、1日10時間は勉強していたと思います。 |
Aさん) |
| 僕は細かくは予定を立てず、集中したらそのまま気づいたら朝になっていたという状況で、平均するなら1日8時間くらいだったのかなと思います。 |
Kさん) |
| 毎日勉強時間をストップウォッチで計っていました。遊んだ日に何もしないということをすると一生受からないと思って、1日の最低時間を決めていました。だいたい週に35時間は最低やっていました。インフルエンザにかかった時も3時間は勉強しましたし、旅行の時に勉強したこともあります。 勉強はじめたてはストップウォッチで計った時間は六法を引いた時間や脱線した時間とかもカットして、純粋にテキストを読んでいる時間だけ計っていました。 |
小玉講師) |
| 年内から勉強しましたか。 |
Aさん) |
| 体調を崩していて、12月頃から勉強を再開しました。小玉塾を12月から受講して、講座を消化した4月までが一区切りでした。 |
Iさん) |
| 年内から勉強開始していました。年内の答練を受けていたので、過去問未出の問題に対応する力をつけました。時期によって目標が違いまして、年内は答練の上位を狙っていました。年明けは本試験を目標とすることに切り変えました。 |
Kさん) |
| 年内は記述メインで勉強しました。その期間で今までやっていなかった解法の本を読んだり、失敗した原因を模索しました。 |
小玉講師) |
| 会社法が苦手な受験生多いと思いますが、どうやって克服しましたか。 |
Aさん) |
| 組織再編あたりからはあまり条文の素読はせずに、自分でまとめた図表を使っていました。設立・株式・機関は条文中心に勉強していました。 |
Iさん) |
| 私は全然条文を読んでないです。過去問をまず潰して、あと答練の問題をファイリングしていました。そして、それをひたすらやりまくってました。使用したのは過去問と、答練ファイルと、自分用ノートです。特に憲法・会社法・商業登記法はその方法でやりました。 |
Kさん) |
| 会社法はどうしてもテキスト読むだけだと知識が散らばるので、条文を使うようにしました。組織再編とか特にそうなんですけど、テキストより条文の方が知識が集約されていると感じたので。それからは条文中心です。条文に小玉塾や過去問、答練で出たいいフレーズや覚えておきたいことを書き込んだりしてました。 |
司会者) |
| 筆記試験の当日はどうでしたか。 |
Kさん) |
| 緊張してたんですけど、午前を解いている時、全部小玉塾から出ているような感覚だったんです。そこでいい意味で緊張が取れました。午後の問題もいつも小玉塾で解いているような問題に見えました。細かく言うと役員変更の権利義務が承継しているところとか、不登法の形式面で混同させるところとか。小玉塾でいつもやってたんで。終わったあとも自信満々でした。ほとんど見たことあるやつだったんで。 |
Iさん) |
| 私は1、2回目の受験とも午前問の基準点で切られていたんです。でも午後は自信がありました。だから午前問さえなんとかできればと。当日は本当に緊張して、午前だけでトイレに2回も行きました。解いてて、過去問ばっかりだなと思いながら、全部の肢を検討しました。午後問は得意だったんで自分のモチベーションを出しました。午後問のような、ひたすら暗記する手続法の方が得意なんです。当日は、午後の時間余りました。 |
Aさん) |
| 僕はあまり緊張しなくて、試験問題が配られて来た時は「やっとここまで来た」と嬉しくて、解いている時も楽しんでいました。午後は時間に追われてしまいましたが。住所の記載をすべきかで迷ったりと、時間を使ってしまいましたけど、小玉塾の問題で鍛えてもらったおかけで、なんとか解ききることができました。 |
司会者) |
| 合格に必要なものを一言で言うと何だと思いますか。 |
Iさん) |
| 自分を信じて努力することです。 |
Aさん) |
| やると決めたことはとことんやること。 |
Kさん) |
| 反復とやる気です。 |
司会者) |
| これからやってみたい仕事を教えて下さい。 |
Aさん) |
| 簿記の学習経験と職歴の関係で、会計や税金に関連した分野に興味があります。それらの知識も活用しながら、総合的なサービスができる業務に携わりたいと思います。 |
Iさん) |
| 将来は独立開業したいです。その為に何年かは不動産登記を中心としている事務所で働きたいなと思っています。将来も不動産登記を中心にやっていきたいです。 |
Kさん) |
| 僕は考え中です。合格してやっとこれからのことを考える時間ができたのでしっかり悩みたいです。 |
司会者) |
| 伸び悩んでいる方に一言お願いします。 |
Aさん) |
| 提案された勉強方法を、まずは素直に試してみることをまず提案したいです。というのも、提案されても実際には試してみない方は多いと思うので。そんな方法があるんだ、で終わってしまう。小玉先生の解法は答案構成用紙を使わないというコンセプトですが、時間のある時期に試してみて、合う部分があれば取り入れて、自分なりに工夫してみてほしいと思います。伸び悩みを解決する気づきがあると思います。 |
Kさん) |
| あと一歩足りなくてやる気が出ない人は熱意を持った先生を見ればやる気が出ます。 |
Iさん) |
| やれば受かる試験です。やらなければ受かりません。努力しただけ結果に結びつく。そういうものが絶対にあると思います。それを実感できました。まずは文句を言わずやることをお勧めします。 |
小玉講師) |
| ありがとうございました。 |