以前、ここで書いたかも知れませんが、PC用のTVチューナーボードであるI-O DATAのGV-MVP/XS3W(とXS2W)を持っています。
Windows10をクリーンインストールして以降、まともに使えなくなったので2年近く放置していましたが、この度、復活しました!
GV-MVP/XS3W用のソフトであるmAgicTV Digitalですが、以下のような特徴を持っています。
・初回のインストールは製品に同梱されたCDからの導入が必須。
CD以外から導入しようとしても出来ません。
・バージョンアップのみでも導入後は「初期設定」作業が必須。
これをしないと更新マネージャーが動きません。
・バージョンアップは以下の3種類のいずれかで提供。
-ドライバーを含むフルパッケージ版
-直接更新可能なアップデーター
-更新マネージャーからのみ更新のアップデーター
ちなみにWindows10サポートは2015/12/07リリースのver6.14から。
最新版は2018/12/11リリースのver6.16、そして、製品に同梱されていたCDは2012年リリースのver6.00。
2012年と言えばWindows8がリリースされた年ですから、ver6.00は良くてWindows7対応、Windows8には対応していないと思います。
6.00から6.14に一気には上げられないので、段階を踏んで上げていくしかありません。
整理すると、
1. CDからmAgicTVのインストールが正常に完了すること
2. 「初期設定」が正常に完了すること
3. 更新バージョンの導入が正常に完了すること
が、Windows10でmAgicTVが動作する条件になります。
Windows10にWindows7用のソフトを入れて、ソフトの機能を利用して、徐々にアップデートしていく事自体にそもそも無理がありますよね。
最初はver6.00から地道に上げていったのですが、上記の2.と3.の間でおかしくなり、OS含めて何度入れ直しても正常に動作させる事が出来なかった為、サポートに最新のCDを要請し、ver6.13のISOファイルを頂きました。
ところが、今度は2.で「初期設定」アイコンすら反応しなくなった為、断念していました。都合20回近く、OSを入れ直しています。。。
復活のきっかけは、最新のmAgicTV 10なるものがGV-MVP/AZに添付されており、GV-MVP/AZとGV-MVP/XS3Wを使いmAgicTV 10で同時録画したという記事をPC Watchで見掛けた事でした。
mAgicTV 10がGV-MVP/XS3Wで動くならば、それを特例で頂けないかと頼んでみた訳です。
結果は・・・・何度依頼してもダメ。
予想はしていましたが、というのも、GV-MVP/XS2Wの後継製品であるGV-MVP/XS3WはXS2Wとハードは同一(デバイスマネージャでもmAgicTVでもどちらも「GV-MVP/XSW」として認識されます。)で、違いは付属ソフトのバージョンだけだからです。
要するに、GV-MVP/XS2Wを持っているが、製品付属のソフトのバージョンが低過ぎて、使用したいOSで初回導入すら出来ないという場合、後継製品のGV-MVP/XS3Wのソフトなら対応しているので、そちらをどうぞ、というマーケティング手法な訳です。
今回も、どうしてもmAgicTV 10が欲しければ、GV-MVP/AZを買うしか無いという事なのでしょう。
トラブルについては、サポートから「更新マネージャーで最新を試してはどうか」と提案されました。
「初期設定」が出来ないのですから、当然更新マネージャーが動く状況になっていないのですが。。。
また、ハードの確認をするから、元払いで発送して欲しいとも。
Windows10をクリーンインストールしたi7-4790Kでも試しましたが、初めは「初期設定」が出来ないという同じ症状が発生。
やがて、mAgicTVの一部として導入される「Corel TVX」の導入でエラーが出て、当然mAgicTVのインストールも失敗し、「初期設定」アイコンすら作成されない事態になってしまいました。
これに対するサポートの見解は「「初期設定」が失敗するのは「Corel TVX」導入が失敗しているからでは?」でした。
「Corel TVX」の導入に失敗していれば、「初期設定」の失敗以前に「初期設定」を始める事も出来ないのですが。。。
いい加減にも程があります。頭悪いんでしょうか?
カードの初期化も複数回実施していますし、デバイスマネージャーでは、ハードは「正常に動作しています」となっており、
これはver6.13のCDの問題では?と考え、手持ちのアップデートの中で最新のフルパッケージから上げようと決意。
CD以外から初回インストールする方法も発見し、手持ちのフルパッケージ版アップデートであるver6.09をインストール。
なんだ、「初期設定」成功するじゃないですか。
すると、更新マネージャーがver6.12を見つけて来てver6.12に。
ver6.12の更新マネージャーではそれ以上新しいバージョンを見付けて来ないので、ver6.15をダウンロードして手動でアップデート。
ver6.15の更新マネージャーが今年12月に2年振りにリリースされたver6.16を発見し、アップデート。
晴れて、Windows10で動作するようになりました。
ここに表示されるバージョンとアップデートのバージョンの整合性が取れていないのもいかがなものかと思いますが。
長い間使っていなかった為、使い方を忘れていましたが、徐々に思い出して来ました。
デバイスの状況はこちら。
XSWのWはダブルチューナーの意味ですから、冷静に考えるとGV-MVP/XSWが4つ表示されるのはおかしいですね。これだとチューナーが8個という意味になってしまいます。
結果的には、I-O DATAのサポートから提供されたver6.13にBUGが有り、2年近く棒に振ったという事なのですが、根本的には、初回導入は製品同梱のCDからのみ、それ以降のバージョンもフルパッケージだったり、更新マネージャーでのみ提供したりと、希望のバージョンをクリーンインストール出来ないら設計になっている事が原因だと思います。
希望のバージョンのisoファイルなりが用意されていれば、こんなことは起き得ないのですから。
ソフトのアップデートをこんな方法にした人間はソフト開発を止めた方が良いですね。センス無さすぎです。
一方、これまで使っていたPIXELAではStationTVXを操作するとかなりの確率でWindowsがフリーズするという現象が発生していて、ハラハラドキドキしながら使っています。
HDDレコーダーを作られている家電メーカーの偉大さを改めて感じる今日この頃です。