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岐阜河原から鵜飼い鑑賞会 岐阜、観覧船運航不能で企画
岐阜市の長良川で十八日、河原に観光客を集めた一夜限りの鵜飼い鑑賞会が開かれた。台風10号による大雨の影響で観覧船の運航ができなくなったため、せめて陸から伝統漁を楽しんでもらおうと、急きょ企画された無料イベントだった。 午後七時ごろ、集まった観光客に、市鵜飼観覧船事務所のボランティアガイドが鵜飼いについて説明した後、かがり火をたいた鵜舟六隻が川を行き交った。漁の間は対岸のホテルも明かりを消し、見学者は、鵜匠が鵜を操る幻想的な光景に酔いしれた。 千葉市から夫婦で訪れた飲食業在原令子さん(83)は「観覧船が出ないと聞いたときにはがっかりしたが、岸から間近で楽しめて、いまはとても運が良いと思っています」と喜んでいた。 十六日、台風10号の影響による増水で、ドック(係留場)と川の本流を仕切っていた土手が決壊し、計四十五隻ある観覧船のうち四隻が流された。航路の安全は既に確認したが、残った観覧船も修理が必要で、予約客を乗せる船が確保できなかった。 観覧船の運航は、十九日から再開する。 (藤原啓嗣) 今、あなたにオススメ Recommended by PR情報
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