ドラマログテキストマイニング

テレビ番組(ドラマ)の字幕情報を対象に、テキストマイニングの研究をしておりますので、解析結果の公開をメインに関連グッズを交えた構成で記事にしてます。また、解析結果の信憑性が確認できるよう、解析用ソースも部分引用し掲載してあります。

やすらぎの刻~道 第93話 石坂浩二、浅丘ルリ子、加賀まりこ、草刈麻有… ドラマの原作・キャスト・主題歌など…

『やすらぎの刻~道 #93 テレビ朝日開局60周年記念』のテキストマイニング結果(キーワード出現数ベスト20&ワードクラウド

  1. 先生
  2. 伊吹
  3. 本当
  4. お笑い
  5. タレント
  6. テレビ
  7. 視聴者
  8. 視聴率
  9. 失礼
  10. 出演
  11. 乃木坂テレビ
  12. 名倉
  13. 連中
  14. チャンス
  15. ツッコミ
  16. マロ
  17. 一応
  18. 映像
  19. 過去
  20. 脚本

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『やすらぎの刻~道 #93 テレビ朝日開局60周年記念』のEPG情報(出典)&解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

 

解析用ソースを読めば、番組内容の簡易チェックくらいはできるかもしれませんが…、やはり番組の面白さは映像や音声がなければ味わえません。ためしに、人気のVOD(ビデオオンデマンド)サービスで、見逃し番組を探してみてはいかがでしょうか?

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(本ページの情報は投稿日時時点のものです。最新の配信状況は Paravi サイトにてご確認ください。)

(詳細はFODプレミアム公式ホームページにてご確認ください。)

 

やすらぎの刻~道 #93 テレビ朝日開局60周年記念[解][字]

巨匠・倉本聰氏が1年間をかけて描くのは、山梨を舞台に昭和~平成を生き抜いた無名の夫婦の生涯。そして『やすらぎの郷』のその後。2つの世界が織り成す壮大な物語!

詳細情報
◇番組内容
やすらぎの郷の住人・桂木怜子(大空眞弓)、中川玉子(いしだあゆみ)、マロ(ミッキー・カーチス)らにバラエティ番組出演のオファーがくる。菊村栄(石坂浩二)は反対するが、高井秀次(藤竜也)の鶴の一声で出演が決まってしまう。栄、冴子(浅丘ルリ子)、マヤ(加賀まりこ)は、その収録をこっそり覗きに行く。一方、往年の大スター・九重めぐみ(松原智恵子)に認知症の兆候が表れ始めた。ある日めぐみは秀次の元を訪れて…
◇出演者
石坂浩二浅丘ルリ子加賀まりこ草刈麻有小木茂光名高達男草刈民代板谷由夏ミッキー・カーチス橋爪功
◇作
倉本聰
◇音楽
島健
◇演出
唐木希浩
◇主題歌
中島みゆき『慕情』『進化樹』『離郷の歌』(株式会社ヤマハミュージックコミュニケーションズ
◇スタッフ
【チーフプロデューサー】五十嵐文郎テレビ朝日
【プロデューサー】中込卓也テレビ朝日)、服部宣之(テレビ朝日)、山形亮介(角川大映スタジオ)
◇おしらせ
☆番組HP
 https://www.tv-asahi.co.jp/yasuraginotoki/
☆Twitter
 https://twitter.com/yasuragino_toki
☆Instagram
 https://www.instagram.com/yasuraginotoki/

 

 


(菊村 栄)〈乃木坂テレビ
60周年記念特集の第一弾に

やすらぎの郷における新興派閥

桂木夫人一派の出演が決まった〉

〈お嬢とマヤは この出演に

激しい嫌悪で異議を唱えたが

結局 押し切られてしまったのだ〉

やすらぎの郷
平和な暮らしに

いつの間にか
派閥が生まれつつあった〉

マジ?

♬~

ここの雰囲気も
随分 変わったわね。

本当。

姫や 井深さんや 大納言がいて

ワイワイやってた頃が
懐かしいわ。

うん。

(ホッピー)私が
悪くしちゃったんでしょうか…。

ハッピーさんがいらした時の
雰囲気と

カサブランカ
変わっちゃいました?

ホッピー。

カサブランカの話
してるんじゃないのよ。

この やすらぎの郷 全体の事を
言ってるの。

だから あなたには全然関係ない。
気にしないで。

よかった…。

しかし 理事長は
本気で あの連中のテレビ出演を

許しちゃったのかね?

ちょっと昔だったら
考えられない事だけどなあ。

本部の芸術委員会も

よく すんなりと
オーケー出したよな。

加納のおやじさんが
生きてる頃なら


オーケーなんか
出しっこないんだけど。

時は変わるのよ。

気づかない間に ここも
少しずつ変わってったのよ。

やだね。

知ってる?

何を?

実は この話を決定的に
ゴーの方向に進めちゃったのは

高井の秀さんの
ひと言だったんだってさ。

秀さんが?
そうよ。

秀さんは あの企画 賛成なの?
なんだって。

秀さん 間に挟まって困ってる
九重さんに同情してね

急に 賛成派に
回っちゃったんだって。

へえ~。
秀さんのひと言って重いからさ

理事室も
押されちゃったんじゃない?

へえ~。

〈乃木坂テレビの番組スタッフが

当日の打ち合わせに
やって来たのは

それから
3日ほど経った日の事である〉

(ノック)

失礼します。 お連れ致しました。

(名倉)あっ 先生。

どうも すみません
お呼び立てしまして。

あの 柳局長は ご存じですか?

(柳 年男)柳でございます。

以前 パーティーで一度
お会いしております。

鬼沢の下にいた 柳でございます。
…はい。

で プロデューサーの
伊吹でございます。

(伊吹)よろしくお願い致します。

演出の小倉です。

これが
今度の脚本らしいんですが

どうも 我々素人じゃ

どんなもんになるのか
わからんもんですから

先生に
ちょっと目を通して頂いて

判断の参考にしたいと
思いまして。

じゃあ 拝見します。
あっ どうぞ。

はい。

ほう… 『笑いの大将』というと

例の豊臣家康の
『笑いの大将』ですか?

(柳)はい。 我が社の看板番組です。

常に 視聴率トップ5に
入っております。

はあ…。

♬~

(ノック)

(三枝奈々)失礼致します。

♬~

はあ…。

♬~

この… 黄色いページに
なってるところが

うちのメンバーたちの
出演箇所ですね?

(伊吹)はい。
2時間枠のうちの40分弱

3分の1の時間を
割いております。


そのうちの10分が
過去のドラマの映像ですね。

(伊吹)はい。 その間に それぞれ

レギュラーたちの
ツッコミが入ります。

ツッコミ?
(伊吹)はい。

ああ ツッコむのは
この豊臣軍団の いわゆる

お笑いタレントたちですか?
(伊吹)そうです。

(小倉)お笑いタレントといっても

この連中は それぞれ
結構な高学歴でして

昔のドラマも勉強しております。

(名倉)どうですか? 先生。

(ため息)

話になりませんね。

失礼ですが これは
脚本とは言いません。

即席の いわば 構成台本です。

(伊吹)いや…。

特に
うちのメンバーのとこなんか

ほら 「適当によろしく」としか
書いてない。

(小倉)いや
ちょっと待ってください。

この台本はですね…。
いや 殊に ここなんかね

「『さむ空』をちょっと見たあとで

伴淳さんとフランキーさんの

笑えるエピソードをよろしく」
とある。

あんた
『さむ空』 見てるんですか?

あれはね
フランキーさんも伴淳さんも

コメディアンとしてではなく

シリアスな演技に挑戦して
話題になった作品なんですよ。

すみません。 しかし…。

香川さくらさんが
賞をお取りになられた

『夏子の午后』。

この内容だって
下町の しんみりした話で

おかしなところなんか 全然ない。

「観客 大笑い」って注釈が
ついてますがね

これは 香川さんが
プロポーズされながら

しゃっくりが出ちゃうって
あのシーンの事でしょうか?

ADが…

スタジオの観客に笑いを求める

そういう事ですか?

(ため息)

いけませんね この台本は。

過去のテレビ人たちが
必死になって作ったものを

ひたすら笑いの種にしよう
っていう制作態度は

納得できません。

大体 うちの連中は
傷ついて憤慨しますよ。

(柳)おっしゃる事は
わかるんですが

明るくなければ
テレビじゃありません。

はあ? はっ…?

一体 誰がそう言うんですか?

視聴者ですよ。

視聴者が
それを求めているんです。

フッ…。

明るくなけりゃテレビじゃない
っていうのはね


ひと昔前 湾岸テレビが標語にして
散々 唱えられた言葉です。

今 視聴者に聞いたんですか?

もちろんです。
視聴率がそれを表しています。

視聴率?
そうです。 視聴率です。

視聴率は公正です。

私は そうは思いませんね。

本当に見たい視聴者はね

今は録画して
あとで見るんですよ。

その数字は 視聴率調査には
ほとんど出てきません。

調査会社は その数字を
総合視聴率みたいな言い方で

一応 公表してるふりを
していますがね

あくまでも ふりだけです。

ねえ いいですか。

録画したものを
再生して見る時にはね

コマーシャルは
スキップしてしまうんですよ。

ですから
今の視聴率調査というのは

番組に対してではなくて

コマーシャルに対しての
視聴率調査なんです。

まあ… まあ それはいい。

理事長。

(名倉)はい。

失礼ですが
こんな… こんな番組に

みんな 出してごらんなさい。

お笑いタレントたちに
めちゃくちゃにされて

結局 みんな 傷つきますよ。

私は 出演には反対です。

失礼します。

〈言いすぎたかと
多少は思ったが

私は思い切って
言い切ってしまった〉

〈昔 テレビ局から
煙たがられ 嫌われた

あの頃の性癖が 久しぶりに出た〉

(エリ)先生!

はあ… はあ…。

先生のおっしゃった事
私 正しいと思います。

みどりさんも 正論だって
あのあと 局の方に言ってました。

ありがとう。

〈しかし 世の中
そう簡単に進むというものでは

あり得なかった〉

(マロの声)いや 先生の言う事は
わかるけどさ…。

でもな みんながみんな
そういう考えだとは限らないよ。

昔 売れててさ

今は世間から忘れられちまった
過去の売れっ子にはさ

恥をかいてでも
もう一度 テレビに出て

改めて 自分を
思い出してもらいたいって

そういうチャンスを
狙ってるね 奴が

もう うじゃうじゃ
結構 意地汚く いるんだよ。

桂木夫人の一派なんかさ

そういう大事なチャンスを
先生が潰したと思ってさ

逆恨みしちゃってるよ。

あんたも その口か?

えっ? 俺が?

なんでもいいから
テレビに顔を出して

思い出してほしいって
その口か?

う~ん…。

まあ 本当 言えば ちょっと…。

(マヤ)栄ちゃん あんた 局の連中に

ガツンと
かましてやったんだって?

いや そんな
オーバーなもんじゃないよ。

中身の脚本 見て
怒ったんだって?

だってさ あれ ひどいよ
いくらなんでもさ。

『笑いの大将』って
バラエティーなんだぜ。

ええっ!? バラエティー!?

ええーっ!? それに あいつら
出たいって言ってるの?

まあ 一応 特別なコーナーが
組んであってさ

そこで その 昔の映像なんか
見せるんだけど

その映像を見ながら
豊臣軍団のお笑いタレントたちが

ツッコミを入れるって
趣向なんだよ。

ひどい。

本当に あれじゃあさ

昔の みんなの この
本当に全盛期のきれいさと

今のね…。
んっ?

(お嬢)何?
もう!

いや
今の現実をさ 比較して見せて

その 笑いの種に
しかねないんだよ。

マジに!?
ああ。

まあ これは…
一応 俺の危惧だけどね。

ひどいね。

(マロ)でも
あんまりさ 悪さしたらさ

俺がさ 先輩として
たしなめてやるよ。

先輩も後輩も
あいつらには ないわよ。

んっ?

あんた 出るつもり?

いや まあ… 嫌なんだけどさ
秀さんも出るって言うし

ババアばっかりじゃ
釣り合いが取れないからさ…。

(ロク)邪魔するよ。

なあ サロンじゃ
もう 大騒ぎになってるぜ。

えっ? どうしたの?
吊るし上げだよ 吊るし上げ。

出たい一派が
理事長たち囲んでさ

恥かくとしたら
自分たちなんだから

好きにやらせてくださったって
いいでしょう! って。

もう 菊村先生なんか
完全に悪者扱いだよ。

(ロク)自分たちの
貴重な出演のチャンスを

ぶっ壊す権利が
先生にあるのか! って。

ひどい! もう…。

やれやれ…。

〈彼らが傷つくのを
阻止しようとした

私の善意が
誤解されたようだった〉

〈私は ひたすら…

ただ 寂しかった〉

(マロ)あいつね
最近 偉いんだよ。

(名倉)テレビ局の良心を
信じるしか 方法がなくなった。

(お嬢)どこ行くの?
東京。

乃木坂テレビ。
乃木坂テレビ!?