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大型動物や鳥類 標本86点間近に 小松市博物館所蔵展

迫力ある大型動物の標本などを見学できる展示室=小松市立博物館で

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 小松市などに生息するさまざまな動物の標本が見られる「博物館コレクション展 動物標本と小松のいきもの」が市立博物館で開かれている。九月一日まで。

 同館は一万四千点以上の動物標本を所蔵しており、うち八十六点を展示した。ニホンカモシカ、ニホンイノシシ、ツキノワグマなどの大型動物の剥製標本が間近で見られ、迫力がある。鳥類の仮剥製標本では、さまざまな鳥のくちばしの形の違いなどを比べられる。

 同市浜佐美町の海岸に二〇〇二年、打ち上げられたオウギハクジラの頭蓋骨などの骨格標本もあり、大きさを実感できる。市内で釣れた魚などを薬品に漬け込んだ液浸標本、県内では絶滅した昆虫「タガメ」や、成虫になっても三センチの大きさしかない「ネブトクワガタ」などの乾燥標本もある。

 各標本の特徴や作り方を説明したパネルも充実している。同館学芸員の高栄晋平さん(25)は「標本の種類や作られ方を知り、目的に応じた工夫も注目して」と話している。午前九時~午後五時、月曜休館。入館料三百円。ただし高校生以下と六十五歳以上は無料。(長屋文太)

 

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