◆第101回全国高校野球選手権大会第12日 ▽準々決勝 中京学院大中京6―3作新学院(18日・甲子園)
中京学院大中京が逆転勝ちし、春夏通じて初の4強入りを果たした。3点を追う7回に井上槙士遊撃手(3年)の適時打などで1点差に迫ると、8回無死満塁から、2年生の元謙太(げん・けんだい)が左翼ポール際へ逆転の満塁本塁打を放った。7番打者の元は左翼スタメンで、5回から2番手で登板し、7回途中まで無失点。その後、右翼を守り、8回から再びマウンドに上がって2イニングを無失点に抑えて試合を締めた。
作新学院は初回、4番・石井巧遊撃手(3年)がバックスクリーン左へ3ランを放ち、先取点を奪ったが、2回以降は散発4安打で追加点を奪えなかった。8回は投手陣が制球に苦しみ、先頭から3連続四球を与えたあと、元に逆転の満塁弾を浴びた。