全英女子オープン優勝から凱旋(がいせん)2戦目の渋野日向子(20)=RSK山陽放送=が7バーディー、3ボギーの68とスコアを伸ばし、前日の7位から首位と1打差の通算9アンダー2位に浮上した。6月から続けている連続オーバーパーなしラウンドは23(全英含むと27)に。ツアー3勝目にロックオンだ。10アンダー首位は浜田茉優(23)=伊藤園、渋野と並ぶ9アンダーに原英莉花(20)=日本通運、8アンダー4位に勝みなみ(21)=明治安田生命、比嘉真美子(25)=TOYO TIRE=ら4人が続いている。
渋野と同じ黄金世代、プロテスト合格も同期の原英も6バーディー、2ボギー68と伸ばして最終日最終組突入だ。
「(渋野と同組で)なかなか楽しい一日でした最後の4ホールで3つ伸ばせたのは、ものすごく明日につながるいいプレーだったと思います」
渋野とは因縁がある。6月、全英出場権が決まるアース・モンダミン杯で、2位だった原英は出場権をつかめず、4位だった渋野だけが逆転で獲得。そして、渋野のその後は周知の通り…。
「本当にメジャー優勝という結果に関してはすごいと思っています。正直、あそこで私もチャンスをつかめていたらなとは思った。けど、私は今じゃなかったのかなって」と話しながら、悔しさを思い出したのか、ちょっと涙目になった。
「渋野」「原ちゃん」と呼び合う2人。直接対決2日目となる最終日、原英が今季2勝目をもぎ取れば、生涯獲得賞金1億突破も果たす。