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【ゴルフ】

松山バーディーラッシュでタイガー超え “コース記録の63”

2019年8月18日 紙面から

第2ラウンド、18番でバーディーパットの行方を見つめる松山英樹。通算12アンダーで首位(共同)

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◇BMW選手権<第2日>

 ▽米ツアープレーオフ(PO)シリーズ第2戦▽16日、米イリノイ州メダイナ、メダイナCC(7613ヤード、パー72)▽曇り後晴れ、26度、南西7・5メートル▽賞金総額925万ドル、優勝166万5000ドル▽69選手

 【メダイナ(米イリノイ州)テッド・ムース】松山英樹(27)=レクサス=がボギーなしの9バーディーを奪取。今季ベストの63で回り、コース記録を2打更新。通算12アンダーで首位に立った。1打差でパトリック・カントレー、トニー・フィナウ(いずれも米国)が追っている。

 松山が前日話していた「ちょっとしたきっかけでよくなる気配がある」という言葉が現実になった。朝からパッティングがさえて、9バーディー奪取の猛チャージ。タイガー・ウッズ(米国)らが持っていたコースレコードを2打も上回る63で、一気に単独トップに躍り出た。

 1番でいきなり8メートルを決めた。4番で3メートル、5番パー5は222ヤードを4番アイアンで9メートルに2オンさせて楽々バーディー。7番で1・5メートル、8番では5メートルを沈め、この時点で首位タイに上がった。

 後半に入っても勢いは衰えない。10番でドライバーショットを右林に打ち込んで唯一のピンチを迎えたが、寄せを60センチにつけてパーセーブ。12番は残り133ヤードをピッチングウエッジで60センチにつけ、13番も5メートルを沈めて伸ばした。圧巻は17番パー3。上からの7メートルは左に2メートル近く曲がるフックラインだったが、しっかり読んで取った。最終18番も下からの9メートルをカップに沈め、久しぶりに笑顔でホールアウトした。

 前日苦しんだパッティングの具体的な改善点には触れなかったが「昨日の最後の2ホールくらいで気づいたことがあって、うまく行った。ちょっとかみ合えばいいスコアが出ることが分かった」と満足そう。コースレコードについても何も考えていなかったといい「知っていたら最後(18番のバーディーパット)は入ってないですね。2つも更新しちゃってびっくりですね」と笑った。

 ポイント順位は暫定で31番手に浮上。30番手までが進める最終戦、そしてツアー通算6勝目に向け、エンジンがかかってきた。

 

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