山梨県警北杜署は18日、同県北杜市の自宅に男性2人の遺体を放置したとして、死体遺棄の疑いで無職三井公彦容疑者(52)を逮捕した。署は遺体が同居していた80代の父と50代の兄の可能性があるとみて、身元の確認を進めている。
三井容疑者は「死亡を認識しており、遺棄したのは間違いない」と容疑を認めているという。
逮捕容疑は7日ごろ、北杜市の自宅で2人の遺体を遺棄した疑い。
北杜署によると、三井容疑者は父、兄と3人暮らしだったが、7日ごろ家を出て車で生活していた。北杜市役所から署に「最近、父の姿が見えない」と連絡があり、10日に部屋を訪れた署員が遺体を発見。司法解剖の結果、遺体に目立った外傷はなく、死後数週間が経過していた。
17日午後11時ごろ、県警機動捜査隊が北杜市内で三井容疑者を発見した。近所の男性によると、三井容疑者の兄は引きこもりがちだった。