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【芸能・社会】

台風もけがも「乗り越えた」 超特急 沖縄コンサート

2019年8月18日 12時15分

手作り感あふれるステージで躍動する超特急の(左から)タクヤ、カイ、リョウガ、タカシ、ユーキ=沖縄県宜野湾市で

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 男性6人組ダンス&ボーカルグループ「超特急」が17日、沖縄県宜野湾市で全国ツアーを締めくくった。ファン1700人に22曲を披露。台風10号の影響で大型機材が届かない中、悲願の「47都道府県開通」を完遂。ユースケ(23)のリタイアもあったが、33公演、10万人動員を達成した。

 いつもの立体的な舞台装飾もゴージャスな輝きもない。ツアー途中までいた6人が5人になっている。しかし、この日のパフォーマンスはそれらを忘れさせるほど激しく、「8号車」と呼ぶファンの胸を揺さぶった。

 「こんなことになっちゃたけど、俺たちはいつも乗り越えてきた。だから、きょうもお前たちと乗り越えるぞー!」。タクヤ(24)の宣言で始まったファイナル。13日の熊本公演の後、「ステージ機材は99.9%届かないと聞かされた」とカイ(24)。延期か、開催か。「セットや楽器がなくて内容を変えなきゃいけないかもしれない。それでもやろう。そしていいライブにしよう」とメンバーで誓い合った。

 衣装だけはマネジャーが東京に持ち帰っていたが、演出の要となるレーザーもない。スタッフが那覇市内で探し回り、浮袋20個以上を買い集めて舞台を飾った。

 リョウガ(24)が「感謝しかない」と語ると、ユーキ(24)も「愛を感じます」。「沖縄の8号車さんが待ってくれてた。ユースケの思いも背負って、ここでやれることがうれしい」とタカシ(22)は目を赤くした。

 ユースケは6月8日の広島公演の後、膝の故障が判明。カイは「ユースケのファンが来てくれないんじゃないかと不安になった。でも、その後もユースケのカラーである黄色のペンライトが会場で揺れていた」。

 カイ、リョウガ、ユーキで結成した「シーサーボーイズ」は沖縄太鼓を手に「インオキナワ」を熱唱。最後にリョウガが「これからも乗り越えていきます」と結んだ。

ユースケから「頑張って」

 ○…「ユースケとはちょくちょく会っている」と明かしたユーキ。沖縄公演前日の16日にもLINEで「頑張って」と激励を受けた。今度は一緒に沖縄でツアーをやろうと誓い合ったという。

 

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