茨城県の常磐自動車道で起きたあおり運転殴打事件で、茨城県警は18日、傷害の疑いで指名手配していた住所、職業不詳宮崎文夫容疑者(43)を大阪市東住吉区で逮捕した。全国に手配し行方を追っていた。
同じ車によるあおり運転が愛知県と静岡市でも確認されており、茨城県警は宮崎容疑者が同様の行為を繰り返していた可能性があるとみている。
逮捕容疑は今月10日午前6時15分ごろ、常磐道上り線の守谷サービスエリア付近を走っていた茨城県の男性会社員(24)の車を停止させた後、「殺すぞ」などと怒鳴りながら顔面を複数回殴打し、けがをさせた疑い。
横浜市のディーラーによると、宮崎容疑者が乗っていたのは7月21日、修理を依頼した宮崎容疑者に貸した代車。23日、同じ車が愛知県の新東名高速道路・岡崎東インターチェンジ付近と静岡市の国道1号でもあおり運転をしたとみられる。
宮崎容疑者が乗っていた車のドライブレコーダーには蛇行したり、前方に割り込んだりする様子が写り、車の窓付近には宮崎容疑者の指紋が残っていた。