165球完投の星稜・奥川は17日、翌日に控えた準々決勝・仙台育英戦の登板について林監督の指示に従うとした。中0日の登板はあるのか。今回と似ているのが1998年夏の横浜・松坂(現中日)のケースだ。
松坂は準々決勝のPL学園戦で250球で17回完投。疲労を考慮され、翌日の準決勝・明徳義塾戦はベンチスタートとなった。だが、0―6の8回に味方が4点を奪うと、9回に登板。疲れを見せることなく146キロの速球で1イニングを封じると、その裏、一挙3点を奪って逆転サヨナラ勝ちした。そして翌日に行われた決勝の京都成章戦でノーヒットノーランを達成。当時は休養日がなく、松坂にとっては3回戦の星稜戦から4連投となっていた。
今回の奥川は球数も松坂より少ないが、先発回避は濃厚。当時の横浜のようなドラマが再現されるか。