銀行のキャッシュカード ~MSカードとICカード~

みなさん銀行のキャッシュカードをお持ちだと思いますが、どんなタイプのカードでしょうか?

銀行のキャッシュカードはとても大きく2つに分けられます。

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①磁気ストライプカード、通称MS(magnetic stripe)カード
 カードの表面に凹凸がないタイプです。
ICカード
 カードの表面に金色の四角のがついてるタイプです。

銀行などで、今なら無料なのでICカードに切り替えられてはいかがでしょうか?
などと言われたことありませんか?
その間カードを使えないのは不便だよ、めんどくさいよ、住所変更してないからしたくないよなどと断った方もいるはず。(切り替え中も前のカードは一定期間は使用できます。届いた新しいカードを使った時点で旧カードが使用できなくなりますので、ご安心を)

結果から言うと、是非切り替えて下さい!

理由は
カードのセキュリティが上がるからです。
金融機関は、お客様のカードが盗まれ、もしくは偽造され、使用されるとお客様に被害が及ぶ意外に、後の賠償問題が非常に嫌なのです。なんだかんだ、法令があるのですが、まぁ結局、よっぽどのことが無い限り金融機関が盗まれた分は負担することになるでしょう。金融機関にとっては、負担せずに評判が悪くなったときの被害の方が大きいからです。
余談ですが、よっぽどのことが無い限りのよっぽどのことってどんなことでしょう?
金融機関がそれはあなたが悪いでしょ!と胸を張って言える典型的な例があります。
それは、カードの表面に暗証番号を書いている場合です。
当然です。100人居ればほぼ100人それは暗証番号と分かるからです。ですので、カードに暗証番号を書くのは絶対やめてください!付箋で張るのも当然ダメです。

さて、なぜICカードにするとセキュリティがあがるのでしょうか。
それは構造とカードの読み方が違うからです。

MSカードのMS部(カード上部に幅5ミリほど、端から端に横断するようにあります。)は、磁気を帯びたテープ状のもので情報が焼き付けてあります。すごく単純な構造で、情報も非常に単純なもので、盗み出すのはとても簡単です。Very Easyです。簡単な機械を通せばあっという間です。また、スキミングと言って、直接手を触れることなく抜き取ることも可能なのです。
一応、安心させる為に言っておきますが、MS部分に暗証番号の情報は入っていません。10年以上前には入ってようですが、今は入ってません。それに、一定回数暗証番号を間違えるとカードは使えなくなるので、カードが偽造されたからといってすぐに、不正に引き出せるというわけではありません。

一方、ICカードはIC部分に直接電流を流し、その中の情報を読み取り、情報の格納の仕方もMSのような単純な形式ではありません。ですので、カードのセキュリティが上がるのです。

しかし、ICカードにも弱点があります。
構造上の理屈から考えると、ICカードにはMS部はないはずです。現在、ほとんどの全ての金融機関のATMはICカードに対応しているのでMS部は必要ないはずなのです。ですが、ICカードにもMS部があります。
それは、前述のように、ICカードから情報を読むためにはIC部分に電流を通す必要があります。ということはATMはカードが入れられた瞬間、カードに電流を流さないといけませんが、これをすると、MSカードが何万枚(多分1万枚と聞いた記憶が...)に1枚壊れてしまうらしいのです。確立は低いですが、発生してしまう以上、そのような形態がとれない。
仕方が無いので、ATMにカードが挿入されたらまず始めにMS部から情報を得て、それがMSかICか判定し、ICだったら電流を流して情報を得る、という形態をとっています。よって、ICカードにもMS部はあります。ただし、これはICカードですよ、という情報しか使いません。

ただ、残念なのはMSはとても壊れやすい。壊れるというのは情報の事です。壊し方は簡単です。冷蔵庫等によく貼り付けていらっしゃるマグネットの裏でMS部を軽ーくこするとあっという間に壊れます。情報が読み取れなくなります。ですので、ICカードのMS部も壊れ、肝心な情報が入っているICは壊れていないのにATMでカードが使えないという状態になってしまいます。これは改善して欲しい!メーカーさんがんばって!

MSが壊れてカードが使えないと言う苦情はほんとに多いです。(まぁ、ほとんどの場合はお客様に使い方なんですが...)女性でしたら、ハンドバックの締める部分がマグネットにしてる人は要注意です。また、製造業等で磁気をたくさん帯びているような環境にいる人も良くそうなるようです。ひどい人は、月に4~5回再発行された方がいました。
ちなみに、ICカードを壊すには、パチンコ玉をIC部に何回か落とすか、先のとがったもので突くと壊れます。一度お試しを!・・・はだめですよ!

もう一段、セキュリティを上げるのに生体認証付きカードというものもあります。
これは、事前にそのカード発行している金融機関に手のひら静脈、もしくは指紋(当該金融機関が採用している方式による)を登録し、それに一致しないとカードを使用できなくするというものです。
確かに、これは格段にカードのセキュリティがあがります。
ただ、認証方法が手のひら静脈と指紋と採用している金融機関が分かれている為、たとえば手のひら静脈を登録しているカードは指紋認証しか対応していないATMでは使えない等で、不便なことが多々あります。
これは、ライフスタイル等を良く考えて検討したほうが良さそうです。
(僕はおすすめしません)


何が言いたかったというと、
・是非ICカードに切り替えてください。
・カードもモノですので、丁寧に扱ってください。

ということです。


以上

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