12.PP
ぱおーん!
きゃー! 象が攻撃して来たわっ!
くそっ、象め! レムに怪我はさせんぞ!
嫌な斬撃音とともに、エフェクトが騎体の上に走ったら、攻撃を仕掛けられた証拠です。
ただし、まだ命中したと決まったわけではありません。その前に、防御体勢を取ることが出来ます。




ん? なんだ、このウインドウは。
『隠蔽』と『コンバットオプション』と『キャンセル』?
それにいつの間にか、ユニット左下の数字が増えている… 
いや、別の数字が表示されたのか?
それはPP…『受動的行動力』です。APが自軍ターンの行動に用いられるのに対し、PPは敵ターンでの行動に用います。
PPを消費することで、敵の攻撃から隠れたり、反撃したりできるんです。
ちなみにこういった受動的な行動を『臨機行動』といいますよ。
敵の攻撃を受けたとき、まずPPを使って『臨機防御』するかどうかを選べます。
その後、敵の攻撃の命中判定・ダメージ判定が行われます。
さらにその後、PPをつかって反撃…『臨機攻撃』を行えますよ。
これは神槌側にしても同様です。要するに攻撃のサイクルは、
『攻撃側の攻撃→防御側臨機防御→命中・ダメージ判定→防御側臨機攻撃』
をぐるぐる繰り返すことになるわけです。
ただ、神槌達は臨機防御しませんけどね。防御側のPPが切れてしまうと、臨機防御も臨機攻撃も出来ずにサンドバッグになっちゃいますよ。
なるほど。今は臨機防御のタイミングということね。
今の状態だと、『隠蔽』するか『臨機防御のキャンセル』の二択だから… 隠蔽っ!
頭を抱えてしゃがむな、格好悪い!
隠蔽はけっこう複雑なので、ここでは『防御姿勢をとって避けやすくなる』とだけ、覚えて置いてください。
とりあえず一回目の攻撃は避けられたわ。隠蔽のおかげね。
でも、隠蔽するのも結構PPが減るわね。キャンセルすれば、その分温存できるのだけど…
次は臨機攻撃のタイミングだが、ウインドウが出ないな。PPが足りないらしい。
これで臨機の1サイクルが終了… 次! 敵の第二撃、来ました!
二度目の臨機防御は再度隠蔽だ。上がれよ、回避率!
きゃあ当たっちゃった! HPが33から18に減ってしまったわ!
その上、第三撃、来るわよ!
まだAPがあるのかっ!? もう一度隠蔽!
回避! でも第四撃来ます! もう隠蔽するPPがないわよ!
ここまで来ると、臨機防御のウインドウさえ出ないのかっ!?
レム! 避けられるように祈れ!
…!
敵ターン終了。プレーヤーターン開始です♪
…生きてる。生きてるぞ。
よくもやってくれたなエレファントキングめ! こちらの行動で四つにバラしてやる

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