バスケットボール男子日本代表の八村塁(21)=ウィザーズ=が16日、東京都内で行われた自身が契約する「ジョーダン・ブランド」のトークショーに参加し、契約に向けた打ち合わせ中に“バスケの神様”マイケル・ジョーダンさん(56)と電話で会話したことを明かした。
関係者から渡された携帯画面にあったのは「MJ」の文字。「MJって誰だ?」。頭は混乱した。「あのMJ?」と尋ねると「早く出て」と促されたという。聞こえてきたのは「Welcome to Jordan family」との“肉声”。「思い出すと鳥肌が立つくらい。いろいろ言ってくれたけど、ずっとセンキューしか言えなかった」と苦笑いで振り返った。
10月のNBA開幕へ楽しみなことを問われると、いの一番に「勉強しないでバスケだけなのが」と挙げた八村。会場は笑いに包まれたが、文武両道でなければプレーが許されない米国の大学生活はそれほど厳しかったようで「本当に大変でした」と熱っぽく語った。 (國島紗希)