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    おやつを使えば簡単!
    話題の“萌え犬写真”を撮るテクニック

    Special / 2019.03.27

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    photo : Makoto Myoga / text : Yuko Tanaka / special thanks : Mell,Meer,Hanta,Shizuku

    犬の愛くるしい表情は、日々の癒し。でも、その萌え写真を撮ろうとすると、目線がこっちを向いていなかったり、似たようなポーズばかりに…。そこで スマホを使って“萌え犬写真”を撮るコツを、ペット撮影のスペシャリスト、明賀誠(みょうが・まこと)さんに教えてもらいます。難しいテクニックは一切不要! おやつを使い分けるだけで、SNS映えするポーズが誰でも簡単に撮影できます!

    教えてくれたのは
    明賀誠(みょうが・まこと)さん

    犬猫をメインとしたペットを30年以上撮り続けているカメラマン。2011年に映画化され、話題になった「ブサかわ秋田犬わさお」の写真集やY!モバイルのふてにゃんでもおなじみの人気タレント猫「春馬くん」など、有名なタレントペットを多く撮影。

    教えてもらったのは
    渡辺静香(わたなべ・しずか)さん

    2人の娘と、飼い犬のもこすけくん(5歳)、しらたまちゃん(2歳)のママとして、賑やかに暮らしている。2匹の写真はほぼ毎日撮ってはいるものの、キメ顔が撮れないのと、ポーズがマンネリなのが悩み。

    “萌え犬写真”を撮るために知っておくべきこと

    愛らしい表情の犬写真を撮るためには、「犬の気持ちになる」「犬の目線で撮る」のが大事、と語る明賀さん。何度も同じことをさせると、犬も飽きて嫌な気持ちになるそう。もちろん、気に入った写真が撮れないからといって、叱ったり強要するのはNGです。そんなときはしばらく時間を空けてから再トライを! 愛犬の気持ちを理解した撮影の心得が大切です。

    「待て」ができない子にこそ、おやつが重宝

    明賀さん:おやつを上手に使うのが、“萌え犬写真”を撮るコツ。視線がおやつにくるので目線のある写真が撮れるし、おやつに集中すると動きが止まるのでブレも防げます。おやつに萌える表情や、待ちきれず「辛抱たまらん!」といった表情も撮れますよ。

    いい写真が撮れたら、ちゃんとほめてあげて

    明賀さん:“釣り”のためのおやつだけでなく、ご褒美をあげることも忘れないでください。写真を撮り終えたらほめるなど、愛犬が「楽しい! 嬉しい!」と思えるようなコミュニケーションをしっかりとってあげましょう。ご褒美後の満足顔も、お見逃しなく!

    表情豊かだから、撮り逃さないよう連写モードを活用!

    明賀さん:犬の表情は瞬間的にクルクル変わります。「今!」というシャッターチャンスを逃さないよう、カメラを構えたらひたすら連写。一瞬の表情も撮り逃さないので、最高の1枚が撮れるはずです。

    クルクル変わる表情をキャッチ!

    ビギナーさんのための
    “ワン”ポイントアドバイス!

    “フォトジェニ犬”は歯が命!

    愛犬が元気な笑顔でいられるように、気をつけてあげたいのが歯の健康。歯垢がたまると歯や口のトラブルになりやすく、進行すると怖い病気を引き起こすことも。歯磨きガムなら口臭予防もでき、ストレス解消にも。

           

    特許取得の繊維構造で、歯みがき効果が得られる愛犬用デンタルガム。効率よく歯垢を除去できるので、毎日のおやつにもぴったり。歯磨きが苦手な犬におすすめ!

    おやつを使った“萌え犬写真”の3つのテクニック

    テクニック1
    キューブおやつで"上目づかい"

    明賀さん:目線が欲しいときに便利なのが、視線が集中する小さめのおやつ。

    渡辺さん:でもおやつばかり見て、なかなかレンズを見てくれないのでは…?

    明賀さん:おやつをレンズの近くに持って来れば、自然と目線がカメラの方へ。上から撮れば、ホラ、上目づかいに!

    渡辺さん:本当ですね。視線を導くことができるなんて、びっくり!(笑)

    渡辺さん:今までは、おやつとレンズの距離が遠かったことに気づきました。“おやつ=レンズ”という考えは、冷静に考えると当たり前のことなのに、写真を撮ることに夢中になって忘れてました(笑)。おやつをじっと見つめてくれるので、動きも止まって撮りやすかったです。

    ビギナーさんのための
    “ワン”ポイントアドバイス

    コロンとした形で
    視線を集中させやすそうなおやつを

    視線を集めるには、小さめのおやつが便利。犬の好きなにおいがするものなら、おやつに集中するので尚よし!

    外はふっくら、中はとろりと、2種類の味と食感が楽しめるキューブ型のおやつ。袋を開けたとたんに漂うささみのにおいに誘われそう!

    テクニック2
    スティックおやつで"歩行犬"

    明賀さん:表情だけじゃなく、愛らしかったり、ちょっと面白かったりする姿勢や動きもかわいいですよね。

    渡辺さん:そう! でも、写真に撮ろうとすると、いつも同じポーズになってしまいがち…。

    明賀さん:テクニック1をベースに、おやつの位置を変えてあげればいいんです。おやつに合わせて犬が動いてくれますから。

    渡辺さん:おやつの威力ってすごい!(笑)

    渡辺さん:立ち姿はタイミングを合わせるのが難しいけれど、これなら簡単。カメラを犬の顔と同じ高さにすると表情までしっかり撮れるし、ぐっと下から撮ればダイナミックな動きも撮れそうですね。

    ビギナーさんのための
    “ワン”ポイントアドバイス

    持ちやすく誘導しやすそうな
    スティックタイプがおすすめ

    長さのあるスティックタイプなら持ちやすく、犬の視界におやつが入りやすいので、全身で追いかけてくれます。

    鶏のにおいが香ばしい柔らかい食感のジャーキー。カルシウム配合で、健康に配慮されているのも嬉しい。

    テクニック3
    液状おやつで"てへぺろ"

    明賀さん:“てへぺろ”の表情は、すごく人気ですよね。

    渡辺さん:インスタグラムでよその子がしているのを見て以来、憧れです(笑)

    明賀さん:おやつを鼻につけてなめさせてあげれば、簡単に撮れますよ。

    渡辺さん:おやつを鼻に…目からウロコです!

    渡辺さん:今までの苦労がウソだったのかと思うほど、簡単でびっくり。おやつのにおいがよっぽど魅力的だったみたいで、鼻に塗る前から、待ちきれなずに舌を出していました(笑)。連写したので、おやつをなめ終わった後の満足した笑顔まで、しっかり撮れたのも嬉しい!

    ビギナーさんのための
    “ワン”ポイントアドバイス

    鼻に塗れるような
    トロリとしたおやつを選んで

    指にのせたペーストを見つめる犬の視線がアツい! 塗っても垂れにくいから、鼻を舌でペロペロしてくれます。

    ウェットタイプの犬用おやつ。ほとんどが水分で低カロリー。食欲がないときの水分・栄養補給にも◎。

    おわりに

    おやつを使い分けるだけで、“萌え犬写真”は自由自在! ついたくさん撮りたくなってしまうけど、おやつの与えすぎには注意してくださいね。愛犬の健康のためにも、商品に記載された摂取量を守りましょう。おやつを上手に使って、犬と飼い主さんが一緒に楽しめる撮影を心がけてください!

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