西日本を縦断した大型の台風10号の影響で、中日のドラフト1位ルーキー・根尾昂内野手(19)ら2軍選手の40人が15日未明、福岡から広島まで約3時間半かけて深夜のバス移動を強いられた。
本来15日は福岡県筑後市のタマスタ筑後でソフトバンク戦が予定されていたが、台風接近のため前日の14日夕に中止が決まった。14日の試合は強風の中、開催。試合終了後にいったん福岡市内の宿舎にバスで戻り、シャワーを浴びたり荷物を詰め込んだりした後の午後10時40分、広島に向けてバス2台で出発した。高速道で強い風にあおられながらの『恐怖の移動』。深夜ということもあって帰省の渋滞に遭うことはなかったが、それでも広島市内に到着したのは翌15日の午前2時20分。さすがに車中では寝ている選手が多く、到着後は各自すぐ部屋に入って就寝した。
15日はカープの練習施設が危険回避を理由に使用不可能だったため、ホテル内で体を動かした。午後1時から野手と投手に分かれフロアを貸し切り、体幹トレーニングや素振り、シャドーピッチングなどで約1時間ずつトレーニング。16日午後0時半から由宇で行われる広島戦に備えた。