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涼を求め、天然プールへ 多度峡にぎわう

水遊びを楽しむ若者ら=桑名市の多度峡で

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 連日、猛暑が続く中、桑名市多度町の多度峡にある天然プールが涼を求める人たちでにぎわっている。水温は20~23度とひんやり。豊かな自然に囲まれ、都市部のプールとはひと味違う避暑スポットとなっている。

 多度川の清流をせき止めた幅約十五メートル、長さ約三十五メートル、深さ約八〇センチのプールを中心に、水遊びを満喫できる遊泳場が広がる。運営する多度町観光協会によると、開設は昭和初期で八十年ほどの歴史がある。もともと地元の小中学生の遊び場だったが、近年は名古屋や関西方面からの来訪者も増えているという。

多度川の清流をせき止めた天然プール=桑名市の多度峡で

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 市中心部から家族で訪れた会社員女性(42)は「水は冷たかったが、あんまり暑いのですぐ慣れた。小さな子どもでも安全に遊べるので、また来たい」と気持ちよさそうな表情で話した。二十日午前十一時から、三百五十匹の金魚を放流する金魚つかみがある。

 九月一日まで、無料。更衣室を備えた休憩施設もある。周囲に複数の駐車場があり、料金は五百~六百円。悪天候で遊泳禁止となる場合は、同協会ホームページに案内が掲載される。(問)同協会=0594(48)2702

 (谷村卓哉)

 

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