俳優の高畑裕太(25)が16日、東京・下北沢の小劇場B1での舞台「さよなら西湖クン」の初日に出演し、16年の強姦(ごうかん)致傷事件以降休止していた芸能活動を再開した。施設の外に詰めかけた報道陣の前に姿を見せることなく、終演後に劇場を後にした。母親で女優の淳子(64)も劇場に足を運んで復帰の舞台を見届けたが、何も話さないまま帰った。
高畑は午後10時すぎ、関係者が運転する車の後部座席でうつむいた格好のまま会場を去った。一方、高畑より一足早く劇場を出た淳子は、帽子を深くかぶり「復帰舞台はどうだったか」という記者の質問に答えることなく、建物地下の駐車場に止めてあった車の後部座席に乗り込んで慌ただしく劇場を離れた。