インターネットを使用していく上で、ネットリンチは付き物です。
SNSなどを使えば、ネットリンチ被害者になる可能性もあるし、逆に加害者になってしまう危険性すらもあるからです。
インターネットの恐ろしいところは、自分が加害者の場合、その自覚がないというところです。
赤信号、みんなで渡れば怖くないとでも言うかのように、周りがやっているならセーフという考えを持つようになり、次第に常識が通じない人間となってしまうのです。
それらは誤った考えであるという事を私は説きたいです。
そもそもネットリンチとは?
インターネット上で起こる炎上の一種を指します。
とはいえ、全ての炎上がネットリンチであるという認識は半分間違いです。
政治家のような一般国民よりも力を持つ国民(上級国民)が不祥事で炎上した際にネットなどで大バッシングを受ける事はよくある話ですが、そういった事例に関しては「炎上」と呼びます。
LINEなどで誹謗中傷を受けるなど、小規模なものをネットいじめと呼び、ネットいじめが大規模になったものがネットリンチです。
私人でも公人でも炎上した場合、悪い部分を批判をするだけならばまだしも、相手を批判することに託けて嫌がらせや名誉棄損を行うのは立派なネットリンチです。批判の域を超えた言論に価値などありません。
ただの言葉の暴力。力は確かに必要ですが、暴力は不必要なものなのです。
ネットリンチが起こる原因は?
ネットリンチが起こる原因は馴れ合いです。
人間は誰しもが、馴れ合いをしたいという承認欲求や自己顕示欲を持っていますが、それがネットリンチを起こす引き金となりかねないのです。
馴れ合いというものは、人の感覚を麻痺させるもので、ストーカー行為や嫌がらせ行為などの犯罪を行っても何とも感じなくなります。
むしろそういった事を行って一体感を得ることにそれ以上の快感を感じてしまうからです。
また、二次災害として同じような人間が同じようなことを繰り返すことで、ネズミ講でどんどん被害が大きくなっていきます。
そして馴れ合いによって傷をなめ合い、安心感を得ると、同時に注目されたいという欲が生まれ、行為はどんどんエスカレートしていきます。
その結果、逮捕という末路が待っているのです。
私はネットリンチに参加している人間を「馴れ合い厨」と呼んでいます。
ネットリンチへの対策は?
よくインターネット専門家(笑)は「無視が最善だ」と言います。
しかし、状況にもよりますが、無視を続けていると相手は何もしないと認識して攻撃をエスカレートさせていく危険性があります。
さらに、反撃をしない限り炎上が収まることは永遠にありません。
最もやってはいけないのは謝罪です。
相手に弱みを見せるというのは、とても危険な行為です。こちらが弱気になっていれば、相手は何でもやってきます。
絶対に弱みを見せてはいけません。
もし炎上し、ネットリンチの被害者となったら戦いましょう。
何がなんでも戦いましょう。一度出した刃を引っ込めてはなりません。
中途半端な攻撃こそが餌を与える行為となります。