人生に革命を!

人生を変えたい、夢を叶えたい、好きを仕事にしたい人が集まる新時代のプラットフォーム『パーソナル革命アカデミア』

詳細はこちら
スポンサーリンク

QUEENの闘いの美学から学ぶ、あきらめない心

【クイーン VS セックス・ピストルズ】勝者はどっち?

今回の記事はクイーンの逆転劇を紹介したいと思う。

その前にクイーンのことをよく知らないあなたのために簡単に紹介しておこう。

Queenとは?
1973年にデビューしたイギリスのロックバンド。世界でアルバム・シングルを3億枚売り上げた世界で最も成功したバンドの一つ。1975年に発売された4枚目のアルバム【オペラ座の夜】の先行シングル「ボヘミアン・ラプソディ」が全英9週連続1位を記録。人気を不動のものにし、世界中から認められるバンドになった。

とにかく才能の塊のような4人で、彼らほど「音楽の魔法」という言葉が合うアーティストはいないだろう。

どうしてもボーカルのフレディー・マーキュリーに目が行くけど、4人全員がクイーンを代表する高いクオリティの曲を作っている。ガチで奇跡のバンドと言っていい。

特にギターのブライアン・メイは、天文物理学の博士号を持っており、バンドが軌道に乗るまで中学校の教壇に立っていたという経歴の持ち主。

そして、お父さんと作った自作のギター、レッドスペシャルを6ペンスコインで弾いているのはあまりにも有名な話。

ある意味、すげぇ~ROCK!

そんな型破りの彼らは、ミュージックシーンにおいても異彩を放ち続ける稀有な存在だった。

ちなみに当時のアメリカは、KISSやエアロスミスがシーンを牽引していて、日本では洋楽情報雑誌「ミュージック・ライフ」の影響で、クイーンを含めた3つのバンドを御三家と呼んでいた。

最凶の刺客現る

ロックの歴史において、もっとも強烈なインパクトを与えたのはPUNKの破壊力だろう。

さらにSEX PISTOLSというカリスマの登場が、音楽的にも商業的にも成熟していたイギリス・アメリカのロック界に文字通り風穴を開けることになった。その衝撃はピストルというより、ダイナマイト。

ピストルズの登場によって、特にイギリスではQUEENのようなバンドはダサい、という風潮が蔓延していく。

当時のイギリスは深刻な経済不況で、ロンドンには仕事のない若者たちがたむろし、彼らの怒りのエネルギーを代弁するピストルズは、まさに時代の寵児となる。

その勢いはもはや音楽の枠を超えたカルチャーに昇華していった。

ビートルズ以降に台頭した難解なプログレや商業主義のロックは、怒りの受け皿にはなり得なかった。

しかし、そんな逆境に立たされた我らがQUEENは、自分たちの美学を貫いて世界を再び振り向かせることになる。

王位奪還

当時としては珍しいA面B面同時シングルという形で世に放たれた渾身の楽曲。

怒りに満ちたPUNK、芸術性を失ったROCK、そして我を忘れたオーディエンスの前に彼らは堂々と立ちはだかった。

そして、叫ぶ。

【おまえら、目を覚ませ】と。

  • We Will Rock You (ウィ・ウィル・ロック・ユー)
  • We Are the Champions(伝説のチャンピオン)

この2つの楽曲がパンクムーブメントに対するQUEENのアンサーソング。

私はこの2曲に仕掛けられた戦略を「We」のマジック(We of magicと勝手に呼んでいる。

タイトルにも歌詞にもたくさん出てくる【We】はクイーン自身のことでもあり、リスナー1人1人のことでもある。

そして、クイーンにしては珍しく2曲ともストレートなロック。ある意味、覚悟の肉弾戦を挑んだ。

ピストルズの代表曲【Anarchy In The UK】「I am an anti-Christ.」という歌詞に象徴されるように【I】をアイデンティティに戦ったピストルズに対して【We】で肉弾戦を仕掛けたクイーン。

著作権の問題で歌詞は載せれないので、私が勝手に【We】魔法がかかった2曲の要約をしてみた。

おいみんな。

あんな奴らが、

あんな音楽が、

みんなの代表なのか?

違うだろ?みんな一人一人がチャンピオンなんだよ。

現実から目を背けるな。

困難に立ち向かえ。みんながチャンピオンなんだ。

そして、そんなチャンピオンの前にいるのは誰だ?

みんなをロックしてるのは誰だ?

そう、オレたち、クイーンだ!

We Will Rock You

We Are the Champions

まとめ

この2曲はコンサートでも同じ順番で演奏される。

「We Will Rock You」では、母国イギリスとコンサート開催国の国旗を両面にあしらったマントを羽織る。

そして、【Weの魔法】がオーディエンスにかかる。

真のチャンピオンが誰なのか、まざまざと見せつけられる瞬間である。

コメント