東京2020組織委員会が、渋野が来年の五輪に出場した場合に備え、『渋野プラン』とも呼べる選手の安全を優先するギャラリー整理策を練っている。世界的人気選手のタイガー・ウッズの安全を守ることを目的とした『タイガー・プラン』が検討されていたが、急きょ『渋野プラン』も加わったのは、日本人42年ぶりのメジャー優勝者が誕生したからだ。
組織委は五輪会場の霞ケ関CCのギャラリーの上限を2万5000人に設定。これだけの人数が集中すれば、大事故につながる危険が出てくる。「仮に1万5000人が入っていたとして、その3分の1から半分が人気選手の組についた想定で、今から準備をしておかなければいけない」と組織委関係者は説明した。渋野は次のホールへの移動中にギャラリーとハイタッチして人気を得たが「安全第一ですから、我慢していただくことになると思います」と関係者。ロープも従来より太く強いものを使用する。