【ロンドン原田公樹】サッカーのアルゼンチン人FWエミリアノ・サラらが死亡した小型機墜落事故(今年1月)を調べている英航空事故調査委員会(AAIB)は14日、サラと小型機操縦士が墜落死する前に高濃度の一酸化炭素を吸引していた可能性が高いと発表した。収容された遺体の毒性検査したところ、両者から致死量が検出されたという。ただ、どこから一酸化炭素が機内に混入したかは分かっていない。
サラはナント(フランス)からカーディフへ移籍金1500万ポンド(当時約22億円)で移籍。小型機をチャーターして一度ナントへ戻り、その復路で事故に遭った。AAIBは引き続き原因について調査中だが、今回の調査結果が事故の真相へ近づく一歩となるかもしれない。