今回、サントリーの白州蒸溜所に見学に行きましたので、レポートしていきます。

白州蒸溜所とは

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白州蒸溜所は、山梨県北杜市にあるサントリー第二の蒸溜所で、1973(昭和48)年に建設されました。

山崎蒸溜所が建設されてから50年を記念したものとなりましたが、その背景には、サントリーの二代目社長にしてマスターブレンダーとなった佐治敬三の思い、1970年の大阪万博向けとして生み出したリザーブでの懸念などがあったのではないかと思われます。

山崎の荒々しくボディのしっかりした原酒とは異なる、爽やかでマイルドな原酒を求め、たどり着いたのが白州だったようです。

白州蒸溜所の周辺には南アルプスの山々があり、スッキリした軟水が豊富に採取できること、そして野鳥が営む豊かな森があります。
この蒸溜所で採取される水は、「南アルプスの天然水」として東日本を中心に販売されています(蒸溜所とは別に天然水用のボトリング工場もあります)。

また、豊かな森からは多くの乳酸菌が生息し、後に紹介する発酵段階に使われる木桶を通じて発酵を助長させます。

サントリーではこの森を守るために、生息する野鳥の保護も行っていて、バードサンクチュアリにもなっています。

奇しくもその4年前、ニッカウヰスキーは宮城県仙台市に第二の蒸溜所として宮城峡蒸溜所を建設しましたが、こちらも水が美味しく豊かな森のある場所を選び、水を守る意味でも森の木々をなるべく伐採せずに建設、森を保護するのと似ています。

どちらもマイルドで爽やか、フルーティな香りを持っている点でも似ています。

見学方法

見学方法は2つあります。
無料で見学できるのは、蒸溜所内に設置されたウイスキー博物館と、併設されたレストラン、ショップ、そしていくつかの銘柄を有料で試飲できるバーのみとなっています。

製造工程を見学する場合は有料で、予約制になっています。
予約については、公式サイトで予約が行える様になっています。
10月においては、白州蒸溜所に関する特別な映像も見ることが出来るツアーもあります。


この形態は、山崎蒸溜所とほぼ一緒です。

アクセス

車での来場も可能ですが、試飲が出来ないため、列車での来場が望ましいでしょう。

東京からの場合、JR新宿駅から特急「あずさ」で小淵沢駅まで約2時間、そこからシャトルバスを利用して20分で着きます。
特急「かいじ」だと甲府駅までになるので、そこから松本方面の各駅停車に乗り換える必要があります。

名古屋及び以西では、名古屋駅から特急「しなの」で塩尻駅まで行き、そこから特急「あずさ」で小淵沢駅まで行くのが理論上最速(2時間35分)になります。塩尻から一部の普通列車が小淵沢まで向かいますが、あまり期待は出来ません。

札幌に住む私は、一旦東京に行き、そこから新宿、小淵沢に行くルートを選びました。
朝早くに出ても有料見学までには間に合わないため、前日泊を余儀なくされましたが...。


次回は工場見学ツアーの前半をレポートします。