【芸能・社会】ジャニーさんへ届け! A.B.C-Z新体SHOW2019年8月16日 紙面から
アイドルグループ「A.B.C-Z」が15日、千葉市・幕張メッセで、最新アルバム「Going with Zephyr」を引っ提げた全国ツアー(9都市16公演)の初日公演を開催した。 アルバムタイトルにちなんだ「A.B.C-Zが生み出す新しい風」をコンセプトに、オトナの魅力を存分に詰め込む一方で、グループ名の由来である「Acrobat Boys Club」の原点に戻り、自分たちの体だけを使ったアクロバット技を披露すべく、「ボクラ~LOVE&PEACE」を歌唱する場面に新体操を取り入れた。 28回の団体優勝、15回の個人優勝という実績を誇る青森山田高男子新体操部の元部員を講師に迎え、メンバー5人はマンツーマンで猛特訓。橋本良亮(26)は「僕はアクロバットが苦手なので、最初に『嫌』って言いました」と明かしたが、塚田僚一(32)は「ハッシーもけいこの空き時間にバック転を練習していた。やりたくないと言っていたのにやってくれたことがうれしい」とたたえた。 火柱が上がる中、息ぴったりのバック転やバック宙を次々と披露。五関晃一(34)をほかの4人が持ち上げたり、空中で回転させるなどした後、五関が上空に向かって飛び出すような決めポーズを取る大技がさく裂。この“ウルトラC”を「スローイング・トゥー・ジャーニー」と命名した戸塚祥太(32)は「(亡くなった)ジャニーさんに届けという思いと、旅(ジャーニー)を掛け合わせています」と得意げに説明した。 ファン7000人の大喝采に、河合郁人(31)は「これは信頼関係がないとできない」とメンバーとの絆の深さをアピールしながら「あんなにお客さんから声援が来てうれしかった」と素直に喜んだ。 全30曲を披露したステージでは新曲「DAN DAN Dance!!」を初披露。同曲が9月25日に7枚目シングルとして発売が決まったことも報告し、ファンを喜ばせた。 ◆2年ぶり登場「塚リカ」「SHOWTIME!」の歌唱時には、塚田がふんする女装キャラクター「塚リカ」が2年ぶりに登場し、“見せパン”全開のアクロバットパフォーマンスを披露した。その演出と連動する映像を塚田が監修。塚リカの友人として五関はナース、戸塚がOL風、河合がギャル、橋本がシンデレラ風の女装でメリーゴーラウンドの前に集合する映像が流れ、客席は爆笑に包まれた。 開演前の取材では塚田が「絶対大丈夫だから。これがウケなかったら(映像制作は)やめます。ファンの人たちの中で塚リカは楽しみだと思う。最終的には『ショー・マスト・ゴー・オン』なので…」とジャニーさんの信条を引用しながら自信の弁。すかさず戸塚が「使いどころ間違えてるよ塚ちゃん!」とツッコミながら「(映像は)半分くらいがカットになっていた。“塚田監督”の最初で最後の作品です。次はありません」と酷評していた。 ◆後輩デビューにエール&闘志所属タレントの中でもナンバーワンのジャニーズ好きを自認する河合は、後輩グループの「SixTONES」と「Snow Man」の来年デビューが決まったことについて「ジャニーさんが亡くなってからも、デビューが続いて安心しました。他のJr.のみんなも、これからどう変化していくか楽しみです」と期待を寄せた。その一方で「(両グループが)あんまり出ないように、つぶしにかかります。同じ土俵ですから」と冗談交じりに闘志を燃やしていた。
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