パパからのお金の回収にpringが使われている
気軽に始められるようになり、カジュアル化されたパパ活だが、女子の警戒心はかなり強い。パパに本名を教えないのはもちろん、源氏名、偽の本名まで用意しているという。有紗の場合は定時に本業の仕事を終わらせ、社員証や免許証などの個人情報が載っているものを全て会社に置いていくほどの徹底ぶりだ。他のパパ活女子も個人情報の載っているものはコインロッカーに預けたりと、素性を明かさないための努力はしているようだった。 パパ活女子で話題になっていたのが、
お金をもらうタイミング。 「会ってきたのにお金は次ねと言われちゃった!」 「会う前に半分は回収したい」 など、パパ活女子たちのお金の回収タイミングは常に話題に上がる。そこで今パパ活女子で大活躍のアプリが送金アプリ「pring」だ。

この女子は、パパとのお金のやりとりにpringを使って、初回でお金をもらえなかったけど、2回目会う約束をしているときに、
再びお金がもらえないことを防ぐために使い始めたそう。銀行振込だと、本名や口座名から住んでいるエリアがバレるリスクがあるし、LINEも教えたくない。そこで活用したのがpringだったそうだ。pringは個人情報を相手に伝えずとも、アプリ内IDまたはQRコードを読み取るだけで送金が可能なので非常に便利だ。これには送金アプリにこんな使い方があったのかと驚いた。
パパ活女子の中には、彼氏持ちの子も普通にいる。もちろん彼氏にパパ活のことは秘密にしているが、全然バレないそうだ。 私はある日有紗に、「パパ活が楽しくなって、彼氏がほしいと思わなくなってしまった」と相談された。現在有紗に彼氏はいないが、20代での結婚願望はあるそう。しかしパパ活で金銭面や性欲が満たされることにより、彼氏が欲しいと思わなくなったことに不安を抱いているようだった。

写真はイメージです
彼氏持ちのパパ活女子によると、
金銭的な部分はパパに求め、彼氏の役割は精神安定剤だそうだ。女子は今まで、彼氏に金銭面や精神面など多くのことを彼氏に求めていたと思うが、パパの存在が生まれたことによって、彼氏に全てを求めないのが新たなスタンダードになりつつある。
昼間はOLとして働くことでキャリアを着実に築き、精神面は彼氏に満たしてもらい、金銭面はパパ活で満たす。アプリなどでカジュアル化されたパパ活によって、女子の自己実現(?)がしやすくなっていると考えられる。 <文/日刊SPA!取材班>