※記憶が曖昧なところがありますがご了承ください。
PATMの治療をするため病院に行くことを決意。
そこは関西地域にあり、住んでいる地域から車や電車で行けば片道3〜3時間半ほどかかる場所にありました。
PATMに対する反応のこともあったので車で行くことも考えましたが、都心にあって混雑していそうでしたので電車で行くことにしました。
朝9時。通勤ラッシュも終わりかけの時間帯のホーム。
しかし電車を待つ人は大勢いました。
よく考えてみると3月の終わり、春休みの学生や、新生活を迎える人たちの大移動の時期です。気づいたときには時すでに遅しでした。
ホームでは線路を挟んだ反対側の中年の男性達がしきりに咳をしているのを聞き、暗い気持ちになりながらも、
「これもPATMの力だなんて先生に言っても理解してもらえるのかな…」
なんてことを考えていたように思います。
車内でも反応は多かったのでイヤホンを大音量にして、昔から大好きな『ゆずの2-NI-』を聴いていました。
駅に着いたとき出発駅とは比べものにならないくらいホームは人混みで溢れかえっていました。少しクラっと立ち眩みに襲われながらも、電車を乗り換え病院の最寄り駅へと向かいました。
最寄り駅からは歩いて15分くらいのところを、行き止まりなどにぶち当たったりして30分ほどかかりました。
病院に着いたとき、一本の電話が・・・。
お客さんからのクレームの電話が。この頃働いていた牛乳屋では当初プライベートの携帯を使ってやりとりをしていたため、お休み、一昼夜、時間関係なく電話がかかってきていました。この日は日曜で休みでしたがお客さんからしたらそんなこと関係ありませんからね。宗教や色んな勧誘もありました…これはまた別の話でします・・・。
「こんなときにかけてこないでよ…」
なんて、少しぐったりした感じでビルに入っている病院の階へ。
エレベーターを降りるとシンプルで綺麗な内装の受付窓口が。
「こんにちはー」
そう受付の女性に声をかけられ案内され、問診票などに記入し待っていると、
「たくよ〜さーん」
と診療室のドアが開き中から看護師さんが。
中へ入るとそこには、物腰の柔らかそうな医師の姿。
「はじめまして、○○と申しますぅ。」
彼は少し関西訛りが入った穏やかで優しい口調の人でした。
その後PATMについての周りの症状、それまでの経緯。他の病院での対応。色々話しました。
話を聞き終えた医師はひとこと…。
「お辛かったですね…」
この言葉を聞いた瞬間…目から涙が溢れそうになりました。
それまで、PATMのことに対して自分のことを思いやってくれるような言葉をかけてくれる人は誰一人としていませんでした。
先生の言葉を聞いたとき、肩にのしかかっていた大きな重りが少し軽くなったような…そんな気がしました。
ただ、なんとか歯を食いしばって涙が出るのをこらえました。やはり初めて会った人に涙を見せるのは恥ずかしいですから。
その後検査、治療方法に関する説明を受けました。
PATMの原因を『デトックス機能の低下』と医師は疑っていました。そのため『体内に溜まった重金属がないか?』皮膚から『化学物質が過剰に出ていないか?』などの検査をしました。
事前に電話でも話して聞いていましたが、保険適用外とのことで医師の勧める検査をすべて行えば十数万円の高額な費用になります。しかし、もう腹をくくっていたので全部受けました。
検査結果は後日出るということで、
「またこちらから連絡します」
と言われ病院を後にしました。
5、6コ検査を受けたせいか、ものすごく気づかれしました。
そのせいか重い足どりで…まるで足に鉛がついたような感覚で再び来た道を引返し帰路につきました。
観光もせず、何も食べず、お土産も買わず…滞在時間3時間、往復の移動7時間というおそらく出張サラリーマンよりタイトだといえるようなスケジュールとなりました。
その数週間後、検査結果を聞かされたのでした。
つづく
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