＜グラ番記者＞１０日の川崎戦で…（牧原広幸）

　10日の川崎戦で、３得点快勝の口火を切ったのは、ＭＦ和泉のヘディングだった。プロ通算８得点目で、頭で決めたのは初めて。身長173センチと決して高くはないが、以前「ジャンプ力はあるんですよ」と話していたのを思い出した。

　ルーツの一つは三重・羽津中時代。地元のＦＣ四日市に所属する一方、学校ではバスケットボール部に所属。登録の関係上公式戦には出られなかったが、朝練や練習試合などにも顔を出し「シュートは得意。（実力は）先発で出られるぐらいだった」という。

　「サッカーに生かせるか」という理由でハンドボールと悩んで入部を決めたが、ジャンプ力の他に俊敏性なども磨かれたそう。今季５得点はジョー、前田に並んでチームトップタイ。頭でも、足でも、和泉のゴールがもっと見たい。

（牧原広幸）